松澤智朗さん,18歳、芝浦工業大学在学中の学生で、埼玉県久喜市在住、
(盆栽タネ)という名前で、ユーチューブで、盆栽を広めている盆栽オタク。
盆栽を始めたのは、約2年半前で、学校の課題で、伝統文化の継承について調べたことがきっかけ。
盆栽が趣味の母の影響もあって、幼少期から触れていた盆栽をテーマに選んだ。調べているうちに、盆栽の奥深さと共に、生産者や愛好者の高齢化が進んでいる現状を知った。
(伝統が継承されないのはもったいない)と、感じた彼は、母親と交流があった、川口市の盆栽生産者矢島功さん(75歳)を毎週末訪ねて、教えを乞うようになった。
それと共に、(ユーチューブチャンネル 盆栽タネ)を開設し、毎日動画を投稿、22カ国の翻訳機能も付けた。
東南アジアの、台湾や韓国などを中心に、若い人々の視聴者が増加、しかも、その半分以上が45歳以下で、チャンネル登録者も7千人超えとなった。
矢島園の、矢島功さんの弟子になった松澤智郎さんは、水をあげるのも3年かかるという
秘伝の多い、盆栽の世界で、(技術を後世に残すために、多くの人にチャレンジしてもらいたい一心で、これまで企業秘密にしてきたことも、惜しみなく公開していきたい)と、矢島さんは言っている。