お昼から放映があったが、第2回新潮ドキュメント賞受賞の、磯田道史原作のドラマ時代劇
で、２０１０年発表の、松竹配信の１２９分の映画、激動の幕末で、（そろばん侍）と呼ばれ、加賀藩の算用者として、財政に関わる下級武士とその妻が、つつましく生きる姿をつづる。
キャストは、猪山直之-堺雅人、同じく駒-仲間由紀恵、成之-伊藤祐揮、その他の出演者は
松坂慶子、草笛光子、西村まさ彦、中村雅俊などが出演。
算用者として、代々加賀藩の財政に携わってきた猪山家八代目の直之は、そろばんを使って、算術の才能を発揮するが、天保の大飢饉などで、藩の財政は芳しくない。
加えて、身分が高くなると、出費が増える問題にも頭を抱えていた。そんな中、彼は、家財道具を売り払い、借金の返済に充てることを決心する。
京都、太秦の撮影所で製作された映画で、幕末から明治維新という激動の時代を、誠実に生きた下級武士3代の姿を描いた時代劇ドラマである。
磯田道史の歴史教養書で、彼は慶応大学で講義するために書いたと言っていたが、（武士の家計簿-加賀藩御算用者- 幕末維新）の書を映画化したものである。