(TANOMOSHI)タノモシ、信頼も、友情も積み立て! | はーちゃんのブログ

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(TANOMOSHI)今は、日本でもあまり見かけない言葉になったが、語源は頼母子講-たのもしこう―という言葉であって、参加した全員が、なけなしのお金を出し合い、資金を一定の期間積み立てて置き、各会員は、決められた条件に沿って、その期間の内1回だけ必要なお金を受け取れるという制度。

庶民の互助会として、鎌倉時代から存在したとされる。

 

 

日本では、戦後の高度成長時代を経てから、この講はすたれてきたが、この頼母子講は、地域によって呼び方が違い、東日本では無尽-むじん-といい、沖縄では、模合-もあい―と言い、内容は同じである。

戦前には、日本独自の家族的な助け合いシステムとして、盛んに利用されつづけてきた。

このシステムは、古来から培ってきた日本人の生活の知恵とでもいうべきもののようだ。

 

 

(タノモシ)は、南米のブラジルのほか、ペルーやアルゼンチン、ハワイなどの日系人社会でも見られ、ボリビアでは、沖縄県での呼び名である(模合)が使われている。

頼母子講のような仕組みは、日本だけに限らないようで、この金融システムは、東南アジアや中東など、世界中でみられる。

名前の呼び方も、インドネシアでは(アリサン)、メキシコでは(タンダ)、カメルーンでは(トンチン)と、呼ばれているようだ。