なんでも鑑定団で見た、前衛書家(井上有一)! | はーちゃんのブログ

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戦後前衛書道のパイオニア、井上有一(1916~1985)は、、アートとしての書を開拓した現代書家で、東京生まれ、今の東京学芸大を経て、津京市本所区横川じんはら小学校教師として勤務、上田桑鳩に師事し、1950年、第3回書道芸術院展に初出品し、書道家デビュー。

2年後の、(サンパウロ、ビエンナーレ現代美術の国際展覧会)に、(具徹)を出品し、英国の有名な美術評論家、バーナード.リードの目に留まる。

 

 

(元気に、自由に書くのが良い)と言い、師弟関係による技術指導を拒み、また、書道芸術家としての道も拒み、一小学校教師としての生涯を過ごした。

彼の書の書き方は、墨をたっぷり含ませた大筆を使い、身の丈より大きな和紙に向かって

等身大の一字を書いた。

絵画的ともいえる、生命力あふれる表現により、伝統的な書法とは一線を画す新境地を開拓した。

 

 

彼の代表作は、(東京大空襲)シリーズで、多くの教え子の死に直面した、痛恨の想いを綴った一連の作品である。

(日常使っている文字を書くことで、誰でも芸術家になれる、署は世界に類を見ない芸術である)という有名な言葉を残しているが、生命力あふれる前衛書道家であるためか、男性フアンが非常に多く、没後30年以上たった今でも、世界中の人々を魅了し続けている。