芥川賞、直木賞2024、(東京同情塔)(ともぐい) (8月の御所クラウド) | はーちゃんのブログ

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2024.1.17 第170回芥川賞は(新潮)2023年12月号で話題になった作品の(東京都同情塔)が受賞、本作の舞台になる、ザハ.ハディドの国立競技場が完成し、(犯罪者は同情されるべき人)という言葉が広がったもう一つの日本。

生成AIや寛容論、ポリティカル.コレクトネス、と言った、もう一つの問題を通して、日本の未来を予言する野心作。

第1作(悪い音楽)で、第126回文学界新人賞、第2作(スクールガール)で、第73回芸術選奨新人賞、第3作(しをかくうま)で、第45回野間文芸新人賞受賞と、今最も勢いがある新進作家!九段理江さん、33歳、早稲田大学文学部卒。

 

 

直木賞では、(ともぐい)の河崎秋子氏(44歳)は、明治後期の北海道の山が舞台で、

ロシアとの戦争に向かって、きなくささを漂わす時代の変化、人間、そして、獣たちとの業と悲哀の動物文学小説。河崎秋子さんは、北海道別海町生まれ、大卒後は、ニュージーランドに留学、帰国後、農業に従事、酪農と羊飼いの仕事をしながら、創作活動を続けてきた。

もう一人、(8月の御所クラウド)の万城目学氏(47歳)は、(万城目ワールド)と呼ばれる。奇想天外がユーモアが特徴の人気作家、熱烈なサッカーフアンで観戦者記事の書き手でもある。

候補作は今回がなんと6回目、これは、池波正太郎、宮部みゆき、東野圭吾らと並ぶ、遅咲き受賞者!

 

 

副賞は現金100万円授与されるが、それは。2月下旬に贈呈式が予定されている。今回で2回目の候補となった、歌手の加藤シゲアキ氏の(なれのはて)は、残念ながら最終選考で選に漏れた。