昨年１２月に、日本国籍での国際大会出場資格が認められた、マッカーサー.ジョイ.アイリス選手が、今回初めて出場した日本選手権で、ハンマー投げでいきなり優勝を果たした。
アメリカ出身の父、アメリカ生まれの日本人の母との間に生まれ、父、兄、妹はバスケットボールの選手で、特に父は、元バスケットボール
日本代表、引退後は米国に移住、それまでは、名古屋のチームにいたので、ジョイも、幼稚園、インターナショナルスクールは名古屋で7歳まで過ごし、渡米後は、南カリフォルニア大学、大学院でハンマー投げ選手として競技を続行。
彼女のハンマー投げの投げ方は、（踊るような投げ方）が特徴で、
（格別大柄でもないし―身長１７８cmだが-力が強いわけでもない、
ただ、ハンマーを体の一部のように捉え、一体になって回転するという
優れたセンスを持っている）と語るのは、ダン.レンジコーチ。
黒人系なので、色黒な自分の肌の色に苦悩し、アイデンティティに苦しんだ時期もあったが、ハンマー投げの
進歩が著しくて、この種目に絞った。
２００６年、全米ジュニア選手権で、女子ジュニアハンマー投げで62.07ｍで優勝、２０２３年４月、室伏由佳選手の日本記録６７ｍ７７ｃｍを１９年ぶりに更新した。ちなみに、彼女の記録は、６９ｍ８９ｃｍ。
（アメリカの寿司はおいしくないので、日本で寿司を食べるのが楽しみ、名古屋時代は、幼稚園も、インターナショナルスクールもとても楽しかった）と思い出を語った。