車窓
夕闇に沈んだ街並
見つめる僕がうっすらと浮かぶ

当然のように
近いものほど速く
遠いものほどゆっくり
通り過ぎていく
手の届く早さと同じように
憧れは遠く遠く

でも静かに待っている
チラチラと視界の隅で
ゆっくりと流れていく

無意識に手をのばしたら
ガラスが邪魔をした
積み重ねたものは
なんでもなくて
なんでもなくて
ただの足跡

踏みしめてきたから
全部ぐちゃぐちゃになって
潰れてしまったんだよ
うずまく海はただの泡だった
甘えん坊は歌を歌う
朝がくるまで

雨が降ったら困るからと
諦める君はどこへ行ったの?

ガラス越し。
向こう側にはたくさんの窓
届きそうで、開きそうで、
ただ並ぶ窓

耳障りのいい言葉を並べたら僕ができた
そんな生意気なオチ
過去の私を、

未来の私にしてあげる。

それが今の私の仕事。
なんのために生きているのか

生まれた罪を償うためだ

逃げたら、ダメなんだ。

散らかった部屋で
髪の毛をつまみ上げる
この長い長い髪は
今まで怠けていた証なんだ

それが悪いことだなんて
誰も思わない。

たぶん責めているのは自分自身

理想の姿があって
追い求めても追い付かなくて
がむしゃら

なんて、かっこわるいの。

なのに、こんなにかっこいい。

まっすぐ歩こうとした分だけ、ずれていく
肩の力を抜いたら、腰も抜けた