鉛筆、腱鞘炎が辛い。
消しゴム、掃除しづらい。
ボールペン、すぐいなくなる。
ホチキス、猟奇的。
ハサミ・カッター、怖くて震える。
修正液、反則。
のり・セロテープ、反抗的。
定規、必要なときだけいなくなる。

文房具ってどこまでが文房具?

何が好きかってそれはもう



しかない。

ノートでもメモ帳でもミスプリントの裏でもなんでも
紙ほど理想的な道具はない。
紙は夢を媒介する。
紙は言語と結び付いて自由を生み出す。歴史を紡ぐ。
紙さえあれば、私の心の海は至極穏やかだ。

汗腺は意外なとこにもあるもんだなぁ。

つくづく。
垂れる汗を感じて思う。
同じ雫でも涙は眼からと決まっていて
いやでも
汗も涙も実は一緒なのかもしれない。
散々汗をかいた後には
泣き疲れた後のような
そんな脱力感がある。
力一杯絞った後の雑巾のような
カラッとした気持ち。

こいつとはもう長い付き合いになる。
人生のほとんどを一緒に過ごしてきたといっても過言ではない。
いや少し言い過ぎかな。
揺れて揺られて揺れながら
その中で
笑ったこともあった。
涙を流したこともあった。
とびきり素敵なことを閃いたこともあった。
手をつないだりもした。
抱き合ったりもした。
キスしたりも、した。
この光るゆりかごに思い出が詰まっていると思うと、それだけで幸せな気分になれそうだ。
猛スピードで走り去る車を見て

今この瞬間
子どもが前に飛び出していたら
僕は体を張って守りにいけただろうか
きっと無理だろうな
足が竦んで
見ていることしかできないだろうな

そう思ったらすごく悔しくなった
誰かが熱弁を振るっていたり
ぐるぐると悩みこんでいたりすると
意識の端から言葉があふれてあふれて
自分も何かを伝えたいと
何かを作り出したいと
言葉を山積みにしてしまう。

結局はかっこつけたいだけなんだ。
誰かかっこいいこと言うと悔しいって思ってしまうんだ。

もっともっともっともっともっともっともっと

言葉っていうのは所詮
相手の心にどう響くかであって
何が正しいとか
何が良いとか悪いとか
そんなことはどうでもいい。
相手に何を伝えたいか
どれだけ必死に、強く、自分の思いを表現しようとするか。
それが一番大事なこと。

だとしたら、
僕は、
この思いを一体誰にすくい上げてほしいんだろう