客車が1、2、3等車とランク分けされている中で、持ち合わせと身分相応の関わりで自ずから3等車を選んだ、という経験のあるほど古い人間ではありません。その内に1等車と2等車の2ランクになったのがいつ頃であったかは知りませんが、今がグリーン車と普通車の時代であることは心得ています。『汽車時間表』(1925年4月号、日本旅行文化協会)の「国有鉄道旅客対哩運賃表」より、
何と、3等車の倍が2等車、3等車の3倍が1等車とは。1等車に1回乗ると3等車を3回利用できます。時刻表にはランク分けをどう表示しているか、を見るために「時刻表に用いてある符号の凡例」をまず掲げます。
その上で、時刻表を載せます。
「1.2.3急」表示があります。「1.2急」、「3急」も見えました。2倍、3倍はたまげましたが、客車の中身がどれ程違うのか、今回最も知りたいところです。やがて2ランク分けに変更されたのは、行き過ぎと気が咎めたからでしょうか。さすがに時刻表自体にはそれらの違いは書かれていません。やはりCopilotですか。客車1,2,3等車の違いを尋ねました。
3等級制から2等級制になったのは1960年(昭和35年)だそうです。でも「1等車」廃止は変ですね。『時刻表』(1967年10月号、日本交通公社)の「本文に使っている記号のいろいろ」より、
1等車と2等車になったんです。1969年のモノクラス制(等級廃止)もおかしいです。『時刻表』(1971年8月号、日本交通公社)より、
「普通車」、「グリーン車」と記されています。寝台車は「A寝台」、「B寝台」です。「モノクラス制(等級廃止)」が不明です。『等級(鉄道車両)』(Wiki.)が説明してくれます。
“1969年(昭和44年)5月10日、国鉄の運賃・料金制度はモノクラス制に移行した[8]。同時にそれまでの一等車はグリーン車、二等車は普通車に改められる。
それまでは等級に応じて分かれていた運賃、特急・急行料金などは、大手私鉄と同様に一本化され、グリーン車を利用する場合は普通車と同額の運賃にグリーン料金を追加した金額を払うこととなった。また、寝台車についても、1等寝台をA寝台、2等寝台をB寝台とし、それぞれ利用する寝台に相当する寝台券を運賃、列車種別によっては特急・急行料金等に加算する形で支払うようになった[注釈 8]。………………………………”。
1等車と2等車で従来は運賃が異なっていました。それが運賃や料金は一つとした変更を「モノクラス制」というそうで、同意味で使われる「等級廃止」は間違いです。それとも料金の等級廃止の意味かしら。また1,2等車で特急・急行料金も違っていた、なんてこともあるのかどうか。運賃・料金を統一して、改名されたグリーン車では、普通車に対してグリーン料金が上乗せされました。
『時刻表』(2025年7月号、JTBパブリッシング)によると、「記号の説明」では、「プレミアムグリーン車」、「グリーン個室」、「グランクラス(A):アテンダントサービス・飲料・軽食あり」、「グランクラス(B):アテンダントサービス・飲料・軽食なし」などの記載がありますが、さし当たり縁がないので調べません。グランクラスAはドリンクが無料ですか、それとも置いてあって有料か。アルコールも加われば最高です。
さて、船は猶列車に比べて身分差の激しい世界です。50年ほど前に東京港(竹芝桟橋?)から沖縄那覇港まで40時間を超えてフェリーに揺られたことがあります。船の底の方に雑魚寝です。食堂が、確かランクの上は別のフロアでした。食事が3食付いていたんだか、その内容はどんなだったか、またはその都度食堂で料金を払ったのか、ちっとも覚えていません。天候のまあまあ良かったこと、揺れもそれ程ではなかったこと、綺麗な、7,8等星も見えそうな星空と雄大な天の川は記憶に残ります。






