自宅映画「悪魔の倫理学」「ポイントブランク〜標的にされた男〜 | *hu*のブログ   日々のこと

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映画の感想



見にきて下さった方々ありがとうございますおねがい


今日も観た映画の感想を残します!



悪魔の倫理学


とっても残忍なお話なのに
とっても怪しげで楽しそうに見えるのはなぜなのか
音楽や場面展開がコメディの様でもあります


カテゴリーはサスペンス映画ですが
そうではない様な…
ブラックコメディな気がします


お話は1人の女性の死をめぐる男達のドタバタ劇


①不倫関係にある大学教授

②自分の両親に反対され別れ、ストーカー化した元彼

③借金取り兼色んな仕事を斡旋する理事

④隣の家にすむ盗聴盗撮する男





①②④は彼女をそれぞれの形で愛し
③金儲けのために大事にしている

そんな時に女性が自室で殺されます

その直前①と甘い時間を過ごしていたために
警察は①を拘留
どうやっても状況的に犯人と疑わざるを得ず
誰にも信じてもらえない
でも④は盗聴盗撮していたから真犯人を知ってしまう


④は実は警察官なので自分が盗聴盗撮していた事をバラせないため真犯人を申し出せず…
機械類も回収しないといけないし…


②は後を追って自殺しようとして偶然④の盗聴盗撮を知り…

そこに③も後から加わり揉め始めます
③の思惑で①の奥さんまで加わる始末



それぞれ狡猾ではあるものの滑稽です
でも何でかチャーミングなんですよねぇ…


また教授の奥さんがスタイリッシュに悪い
真実を知っても自分を裏切った旦那さんを
助けようとはしません

その様は潔くちょっと格好良かったです


男性陣は口々に亡くなった女性への愛を
表現していきますが
誰も自分が悪いことをしたという反省が見られない…


本当に倫理観がどうかしています


お話の最後の最後まで悪いやつしか出てこない
でも不思議と嫌な感じが残る映画じゃありませんでした





ポイントブランク
〜標的にされた男〜


スリリングな展開にゾクゾクする映画でした
ただのアクション映画ではなく
人間臭さがプンプンするお話で
私は結構好きです


突然、とある事情で追われる身となった男
その男をたまたま治療した事が原因となり
こちらも突然、妻を誘拐された医者

どうしても妻を誘拐しないといけなかった男


妻を助ける条件として治療して入院中の男を
病院から出す様に命じられる医者


何者かに追われて逃げる男
その男を助け妻を救い出さねばならない医者


複雑に事は絡み合い
血で血を洗う戦いに


警察の汚職が元はと言えばの元凶
欲にくらんだ正義が話をややこしくしていく


濡れ衣で追われる身となる主人公達


兄を思う弟
弟を思う兄

妻を思う夫
夫を思う妻

班長を思う部下の刑事


色んな人の想いがぐっときて感動的です
濃密な濃い映画でした


男臭さがカッコイイといえばカッコイイんですが
ちょっとやり合うシーンは少しやりすぎな感あります


でも最後に悪は成敗されるので
スカッとする話です

でも映画は終わったかと思わせての
最後の最後のシーン
まぁ、人の欲なんてそうそう無くなるものでもないし悪は滅びませんよねぇって感じで余韻を残します