の前で起きてることに、ああだ、こうだと言っているのは、「私=エゴ」です。


例えば、仕事で残業してめちゃ遅くなったとします。


「あ~全くなんでこんな遅くまでやってるんだ!!(怒)」

って言ってるのも「私」です。


逆に、驚くほど仕事が進んで、早く帰れた時に、「よ!やった!ベルさっさだ~。飲み行こう!」

って言ってるのも「私」です。


目の前の現実に、良い、だの、悪いなど言ってる「私」にまず気づくことがはじめかなと思います。

で、実際には、良いだの悪いだの「私」がいうのと関係なく、現実はそのまんまあるのが本当のとこです。現実は「私」と関係なくただ展開しているだけです。


試しに、現実に何か言いたくなったら、ちょっとストップしてみてください。

そして、その現実をただみていてください。


「それで何が変わるんだ!」って思った方。


それも「私=エゴ」です。

何も変わりません。というか、はなっから、何も変わっちゃいません。
そのまんまです。そのまんまの現実に「私=エゴ」が勝手にコメント付けてるだけです。


でも、なんも変わらないわけでもありません。


世界に対して「ああだ」「こうだ」と言ってることに気づくようになると、
時々、「私の声」が止まります。
この「私の声」が止まると、結構落ち着きます。


言ってみれば、安心します。


不安になったり、苦しくなるのは、そのまんまの現実に「良い」「悪い」と難癖つけて「ものがたり」を
作るとこから始まります。


だから、「私の声」に気づいて、それが止まるようになると、不安な物語は始まりません。
すると「不安な主人公はひとりカラオケで気を紛らわせた」なんてシーンはスタートしません。

(カラオケはカラオケで楽しむってことで)


不安なシーンが無いってことは、安心ってことです。


「私」の声に気づいて安心してください。