『銀河鉄道の夜より』
ああ、その時でした。見えない天の川のずっと川下に、青や橙や、もうあらゆる光で散りばめられた十字架が、まるで一本の木というふうに川の中から立って輝き、その上には青白い雲が丸い輪になって後光のようにかかっているのでした。
汽車の中がまるでざわざわしました。
みんなあの北の十字のときのようにまっすぐに立ってお祈りを始めました。
あっちにもこっちにも、子供が瓜に飛びついたときのような喜びの声や、なんとも言いようのない深い慎ましいため息の音ばかり聞こえました。
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「私の書いた童話たちが今も尚、多くの人に読まれ、その読者が慰められたり、心が温かくなったり、豊かな気持ちになったりしているのをこちらから見ているととても嬉しくなるのです。
私は37歳で病気のために亡くなったのだけど、もっと元気な体で長生きして世の人々の役に立ちたいといつも思っていた。
それは私が「雨ニモマケズ」に書いていた通りです。
当時は今のように医療もそれほど発達していなかったから病気で早死する人が多かった。
また、国も貧乏だったので冷害や干ばつの被害に対して何らの救済も出来ずにいた。
食べていけない彼らを見ていて私自身も何かしてあげたいと思ってはいたが大きな力になることは出来なかった。
私は生前、法華経を篤く信仰していた。しかし晩年になってあらゆる宗教の上に本当の神様がいらっしゃっる、その神様をみんなが信仰していければ良いなと思うようになっていた。
生きている間に起こる様々な苦しみや悲しみも、本当に幸せになるための道の途中で起こる様々な出来事なのだ。
その一つ一つが魂の糧となり人間を進化させていくのだ。
またそうであらねばならない。
そうやって世界全体はより良い方向へ一歩づつ進んでいくのだ。
ちょうど木が年々繁茂していくように。
その途中には戦争も起こり、貧困問題も無くなることはない。
けれども私達は世界を一変に変えてしまうことは出来ない。
しかし私たち一人一人の今日の一歩一歩が、間違いなく世界全体に影響を与えていくのだ。
それが良い一歩一歩であるならば確かに世界は光へと近付いていくのだ。
そして、その経験の一つ一つが私達の大切な宝物となっていく。私は今そう考えている。
私達はどうやったらみんなが幸せになるのかを考えなければなりません。
私は童話によってそれを表現しようとしました。
人それぞれ得意なことはあるでしょう。それを誰かのために役立ててください。それを磨いてください。それが大切なのです。
私達はみんな未熟な魂なので、多くの失敗があります。
けれどもそうであるからこそ、進化していく喜びもあるのです。それを神様も喜ばれるのです。
今日失敗しても明日はうまくやれるかもしれません。良くなっていこうと思い続けて行くことです。
隣の人がどうであろうと、自分がそうであればよい。
小さくても良い、世の中に何かしらの光を残していきましょう」
宮沢賢治 2024.2.17
※✨宮沢賢治様✴
霊言をありがとうございます✨💖✨
宮沢賢治をウィキペディアで調べると日本の詩人、童話作家とある。
彼の作品を読むとなぜ『日本』のと紹介されているのか分かる気がする。
生前は全く無名で生涯で得た原稿料は5円(今の2万弱)だったという。
しかし今は日本を代表する詩人であり童話作家になり大人から子どもまで知らない人はいない。
手帳に書き留めてあった『雨ニモマケズ』を読んで私もかくありたいと何度思ったことか…。
更に宮沢賢治の「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」つまり「みんなが幸せになることが自分の幸せ」という考えは世界中に浸透して欲しいと心の底から願う。
37才という若さで亡くなったが彼の作品に触れ地上の人間が元気になるのを喜んでいるというのが嬉しい(笑)
晩年『あらゆる宗教のうえに本当の神様がいらっしゃる』と気付いたとある。
宮沢賢治が気付いたその神の存在こそ私が信仰の柱を立てている十次元意識・聖アントニウスである。
生前の彼は篤い法華経信者であったが今はあの世で太陽神であり大日意識・聖アントニウス神を信仰していると思うと心強く思う(涙)
苦難困難の中にある全ての生きとし生けるものが一日も早く平安の中にありますようにお祈り致します✴💖✴
…✴皆様と聖アントニウス神に愛を✴…