「私は13世紀の半ばに、イタリアの都市国家であったフィレンツェに生まれた詩人であり、政治家でもあった。
当時のイタリアは多くの都市国家に分かれており、それぞれの国で独自の文化が花開いていた。
この地域周辺は昔からトスカーナと呼ばれていたが、それはローマ人がやってくる以前より、この地域に住んでいたエトルスク人に由来している。
彼らはエジプト文明の影響を強く受けており、死者は亡くなっても地上と同じように生き続けるという考えを持っていた。
だからエトルスク人の墳墓には家具や生活用品が入れてあった。
だからキリスト教が入ってきても抵抗なく受け入れられたのだと思う。
ローマにカトリックの中心があるのもその影響があるのではないかと思う。
アルノ川の中流に位置したフィレンツェは都市国家の中でも一際栄えていた。
毛織物業がもととなり発展し、やがて金融の中心ともなっていく。
この町が生まれたのはローマ時代であり花の都という意味のフローレンティアと名付けられた。
実際街の周りの丘には春になると様々な花が咲き乱れていたからそこから来た名前だろう。
さて私が生まれた頃は新しい教会や市庁舎が建てられ街は日に日に立派になっていった。
その反面キリスト教の教えはないがしろにされるようになっていた。
誰もが華やかな衣装で街を歩き流行の遊びで一日を過ごしたりする。
私が「神曲」を書こうと思った最大の理由はキリスト教の教えや信仰に再び命を吹き込み、迷いの森の中にいた多くの人々を救い出したいという思いだった。
聖書の教えは教会で牧師から教わるもので自分で読めるものではなかった。
その教えをもっと鮮烈なもの、インパクトのあるものとして伝えたかった。
そのためには霊的な体験談としてキリスト教の世界観を示していく必要があった。
地獄や天国の存在、使徒やマリア、神やイエスの実在をリアルに伝えなければならなかった。
それは私の霊的な体験談を語るということでもあったし、体験談を語ることほど確かな霊界の証明となるものはない。
どんな人間が地獄に落ち、どんな人間が煉獄や天国に行くのか。
それらをわかりやすく伝えるために当時の有名な人々を登場させた。
これらは私の霊的な体験と創作を合わせたものではあったが、当時の人々にとっては大変な衝撃であった。
私の考えでどこに住まわせるか決めたが、ラベンナの総主教に相談しながら決めたものでもある。
今の常識で考えれば、古代ギリシャの偉人やイスラムの人々が誰も天国に行けないというのはおかしいと思うだろうが、それが当時の時代意識の限界でもあったのだ。
だから、その点も含め、新たな霊界住所を策定しなければならないだろう。
聖アントニウスはすべての宗教の中心におられる方であるからより、公平で正確な区分けができるのではないだろうか。
私が生きていた頃から700年以上が経っているので、現在の価値観とそぐわないことも多くある。
霊人たちの言葉は霊界の証明となるのみならず、様々な歴史の秘密を解き明かしていくことにもなるので多くの人の興味を引くことにもなるだろう。
あの世の世界の美しさ、また地獄の不快さ、興味深い霊界の体験を語っていくことも大切だ。
また真理を霊人に語ってもらうことも大切だ。
そこにこそ普遍的な価値は生まれてくる。
私が地獄から書き始めたのも、人間が真の幸福に至る道は苦しみから始まるものだからだ。
誰もが人生で多くの失敗をするが、その中で人生の深みは増し、知恵や愛は醸成されていくのだ。
苦労を知らない人間はいつまでたっても愚かなままである。
私は亡くなった愛していた女性と再び会いたいという想いを軸に物語を構築していった。
なぜならば、異性への憧れはすべての人が体験するものだからである。
そして私は登場するあの世の人たちに苦しみ、痛み、恐れ、不安、希望、憧れ、喜び、充足感、ありとあらゆる感情を語らせた。
そこにあらゆるドラマが存在するのだ。
あなたが伝えねばならないことはまず世界が神によって創られ、私達も神の一部分であり、全ては繋がっているということだ。
世界は神の愛によって生まれ、その愛がすべてのエネルギーを生み出しているということ。
感謝し愛を与えることで誰もが幸せになれること。
またどんな悪事を犯してきたとしても深く反省することでそれらは知恵となり、再び光の中へ歩みだすことが出来るということ。
私たちは転生輪廻を繰り返しながら、より愛深く知恵のある存在へなろうとしているということ、神や天使たちは霊界での活動のみならず、地上に人間として生まれてきて、世界に明かりをともし続けていること。
自分の幸せばかりを考えているものは暗闇の中を歩いているので本当に幸せになることはない。
又、悪魔や悪霊は他人を苦しめることで喜びを得ている者たちであり、彼らが創り出しているのは闇である。
聖アントニウスは地球の最高神であり、地球における愛の光は全てこの方から流れてくるものである。
私たちは感謝と祈りによってこの方とつながることが出来る。
私たち一人一人が愛であろうとすること、その実践を続けていくことが私達を神へ近づけ、魂の進化をもたらすのだ。
それらをあなたはみんなに伝えていくことだ。」
ダンテ・アリギエーリ
2024.2.8
※✴ダンテ様✴
霊言をありがとうございます💓✨
ダンテ・アリギエーリ様はラファの守護霊様で様々なご指導を頂いている✴
二年かけて百人の偉人・聖人の霊言を取ることにしたのも彼の計画であろう。
並行し、小説も完成させなくてはならない。
故に今書き進めている小説の完成に向けて最初に芸術家の皆様のお考えを聞くことにしたと言う。
小説の推敲もいよいよ佳境に入ってきた。
ラファは数ヶ月後に完成したら原稿を送ってくれると約束した。
今までの原稿を叩き台にインスピレーションで一気に書き上げるとのこと。
今月に 入ってから何度も聞いてきた言葉だ。
やっと…♪
生きとし生けるもの全てが平安の中にありますようにお祈り致します✴💖✴
…✴皆様と聖アントニウス神に愛を✴…