「これからは竹林の時代であるな!」閃いた登美彦氏は、京都の西、桂へと向かった。実家で竹林を所有する職場の先輩、鍵屋さんを訪ねるのだ。荒れはてた竹林の手入れを取っ掛かりに目指すは竹林成金! MBCのカリスマ経営者となり、自家用セグウェイで琵琶湖を一周・・・・はてしなく拡がる妄想を、著者独特の文体で綴った一冊。(光文社HPより)


これはなんで借りたのだったかな?


森見さんの初期の本はけっこう読みました。ファンタジーが苦手なのかな、と思っていましたが、この人のは好きでした。


この本は、本当のことなのか、森見さんの妄想なのか、ミックスしたものなのか、わかりません😅


でも、山本周五郎賞を取ったときの話なんかは、かなり事実に近いような感じを受けたんですよ。


ただ桂にある知人の竹林の竹を刈るのはどうかなぁ? 森見さんは大学院で竹の研究をなさってたそうですから、そのときの経験を書かれたのかも、なんて思ってしまいました。


途中の文章に以下のようなものを発見。


彼は六角堂にて境内のベンチに座ったり、わらべ地蔵を眺めて心の慰めとした。


これ、私がこの記事に書いたベンチですね。



だから何?って感じもしますけども😅


この小説、好みが分かれるような気がします。


私はあちこちでクスッと笑わせていただきましたよ。読みやすいし。文章が好き❤️


「美女と竹林のアンソロジーーー森見登美彦のリクエスト」も借りました。これから読みますよ📕