会計士試験の受験者数減少 | 企業内会計士のすすめ

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こんばんは。

5月27日に行われる短答式試験の受験者数が発表されましたが、免除者等を除いた受験者数は10,722人でした。

去年12月の平成24年度第Ⅰ回試験が13,573人、5月の平成23年度第Ⅱ回試験が14,970人ですので、大幅に減少していることがわかります。

短答免除者等を含めても12,706人ですので、旧試験制度の平成13から14年あたりの水準(平成13年:12,073人、平成14年:13,389人)まで落ち込んでいることになります。

今年度の合格者数は昨年度の1,500人よりも、より一層抑制することが望ましいことが金融庁から公表されているため、合格者数を考慮すると望ましい受験者数になってきているのかもしれません。

社会人に受験をすすめる私にとっては、社会人受験生の合格率の上昇につながることですので、必ずしもネガティブな情報ではありあません。
しかし、会計業界に身を置く者の一人としては、公認会計士の魅力がなくなり、優秀な人材の流入が少なくなることは非常に寂しいことです。

試験合格者の採用需要から合格者数を決めることがやむを得ない状況であることは理解していますが、国家試験という性質を再認識した上で試験制度を検討してほしいと思います。