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あらすじ
「桜守」佐野藤右衛門さんの活動を通じて、いのちをつなぐとはどういったことかを伝える写真絵本。
日本全国を飛び回り、傷ついた桜の手当てをし、桜の新種をさがす佐野さんは、「桜守(さくらもり)」とよばれています。桜のいのちを守るしごととは。

 

藤右衛門さんは四十年来の私の親友である。もちろん、寂庵の桜もすべてお世話になっている。ふだんは磊落豪放な人柄だが、桜の話をするとたちまち人相まで慈悲にみちた仏さまのように和んでくる。桜はこの人にとってはいとしい子供であり、命がけで恋いこがれた永遠の恋人である。桜に男一生の夢と命をそそいだ桜守のつぶやきは、どの言葉にも深い愛と祈りと哲学にみたされている。(瀬戸内寂聴)

 

 

ひと言
先日、恵那で永田西行桜と出会ったとき、桜守り佐野藤右衛門さんのことを知り、藤右衛門さんのことをもっと知りたくなって図書館で検索してこの本を借りました。
四季折々の祇園枝垂桜の写真が載せられていて、自分の中で桜と言えば 祇園枝垂桜。
祇園枝垂桜と言えば 与謝野晶子の
「清水へ 祇園をよぎる 桜月夜 こよひ逢う人 みなうつくしき」 を思い出します。

 

 

巻末の寂聴さんの「桜に男一生の夢と命をそそいだ桜守のつぶやきは、どの言葉にも深い愛と祈りと哲学にみたされている」の言葉通りの本でした。
もうすぐ桜の季節、久しぶりに満開の祇園枝垂桜を見に行きたくなりました。
それに 山越の佐野藤右衛門さんのお宅の桜も

 

 

桜は、かならず下をむいて咲きます。ほかの花は太陽にむかって咲くのに、桜は下をむく。
それだけ人をつつみこんでるのやと思います。

 

 

桜は守りをしないといけない木なんです。手いれではあきません。

 

 

日本のあちこちで長くのこってきた桜いうのは、その木のまわりに住む人たちの心づかいで生きてきた桜なんです。