あらすじ
あなたの心は、あなたの食べたものでできている!なぜなら、心の働きにかかわる脳内神経伝達物質は、栄養素によってつくられるからだ。栄養素の不足や血糖調節異常は「うつ」とよく似た症状を示すが、著者は栄養指導により多くの精神症状を改善してきた。本書では、うつに陥りやすい現代人の食事の問題点や、心に効く食べ方を解説する。
あなたの心は、あなたの食べたものでできている!なぜなら、心の働きにかかわる脳内神経伝達物質は、栄養素によってつくられるからだ。栄養素の不足や血糖調節異常は「うつ」とよく似た症状を示すが、著者は栄養指導により多くの精神症状を改善してきた。本書では、うつに陥りやすい現代人の食事の問題点や、心に効く食べ方を解説する。
ひと言
最近頑張っているダイエットでの栄養不足からか、少し精神的に不安定になることがあり、食事が精神症状に大きくかかわっていることを実感した。この本に書かれていることを参考にして、これからのダイエットを継続していきたい。
最近頑張っているダイエットでの栄養不足からか、少し精神的に不安定になることがあり、食事が精神症状に大きくかかわっていることを実感した。この本に書かれていることを参考にして、これからのダイエットを継続していきたい。
コレステロールの値が低い人は、うつの症状を発現するケースが、じつに多いのだ。コレステロールが脳内に少なくなると、セロトニンの機能が異常になる。セロトニンは心のバランスを保つために重要な脳内神経伝達物質であることはお話ししたが、バランスが崩れると、心はうつの症状を訴え、問題行動へとつながっていくのだ。
女性は閉経後、コレステロールの数値が上がる。生理的にそうなるように組み込まれているわけだが、それを高コレステロール症と診断して、下げてしまうことがある。本来は上げなければならないコレステロールを下げることで、ビタミンDが不足し、骨粗しょう症になるケースが少なくないのである。
国民栄養健康調査によると、一日の鉄の摂取量は1ミリグラム強。しかし、女性の場合、生理で1カ月に30ミリグラムの鉄が失われる。摂取した鉄は生理で全部なくなってしまう計算である。女性は一日に2ミリグラムは摂取する必要があるのだが、通常の食事ではとうてい無理。それを実現するとすれば、健康な男性が食べている倍の量の肉を食べなければならないことになるのだ。ふつうの食事をしているかぎり、女性はほぼ全員が鉄欠乏になっているといえる。なお、鉄不足を補うためにホウレンソウやプルーンを食べる人がいるが、鉄は本来、身体に吸収されにくい栄養素なのだ。ホウレンソウやプルーンなど植物に含まれているのは非ヘム鉄で吸収率が悪い。一方、レバーなどの動物性のたんぱく質に含まれているヘム鉄は吸収率が高い。
悪い脂肪の代表にあげられているのが、トランス脂肪酸だ。脳梗塞、心筋梗塞など、身体への影響が取り沙汰されて、欧米ではすでに、規制が始まっている脂肪なのだが、日本にはまだその兆しはない。
積極的に選んでいただきたいのは、いわゆるオメガ3と呼ばれている油だ。EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、アルファリノレン酸がその3つ。……。そこで代用として使えるものはなにかといえば、比較的いいのがオリーブオイルだ。
ちなみに、必要なたんぱく質の量は体重1キログラム当たり1~1.5グラム。体重が50キログラムなら、50~75グラムということになる。牛肉100グラムには約20グラムのたんぱく質が含まれているが、吸収されるのは8グラム程度である。