あらすじ
中学校閉校を目前にし、最後の卒業生となった北海道・夕張の中学三年生たち。実在の学校をモデルに、悩み考え、たくましく生きていこうとする若い力を描いたさわやかな物語。
中学校閉校を目前にし、最後の卒業生となった北海道・夕張の中学三年生たち。実在の学校をモデルに、悩み考え、たくましく生きていこうとする若い力を描いたさわやかな物語。
ひと言
あとがきにあるように「東京の中心で夕張を叫ぶ中学生たち」を、テレビの報道番組で見てこの作品を書こうと思いついたようであるが、それが5月、そしてその年の11月の閉校式までを描いている。作者の思い付きで、たった6ヶ月の学校生活をうわべだけで書いた作品としか思えない。冬を生きる夕張の人々のことや破綻とは何なのかも深く考えていないようなよそものの作者が夕張をこんな作品に仕上げるのは、夕張に対して失礼である。夕張を取り上げているのにこの作品からはなんの感情も湧いてこない。
あとがきにあるように「東京の中心で夕張を叫ぶ中学生たち」を、テレビの報道番組で見てこの作品を書こうと思いついたようであるが、それが5月、そしてその年の11月の閉校式までを描いている。作者の思い付きで、たった6ヶ月の学校生活をうわべだけで書いた作品としか思えない。冬を生きる夕張の人々のことや破綻とは何なのかも深く考えていないようなよそものの作者が夕張をこんな作品に仕上げるのは、夕張に対して失礼である。夕張を取り上げているのにこの作品からはなんの感情も湧いてこない。
「前にうちの兄貴が言ってた。夕張はよくマスコミに取り上げられるけど、いちばん多い取り上げられ方は、『第二の夕張になるな』だって」 リカがしんみりした口調で言った。「第二の夕張?」「そう。反面教師っていうのかな。財政破綻した夕張をしっかり研究して、絶対あそこみたいにならないようにしようって。要するに、悪い見本なんだよ。肺ガンで死んだ人の肺の写真が、保健の教科書に載ってたよね? タバコを吸うとこんなふうになるから、絶対吸わないようにしましょうって。あれと同じなわけ」「夕張はガン、みたいなもの?」真由美が苦いものを口に含んだような顔をした。
(『ペスト』を読む)
(『ペスト』を読む)