私が生まれる前に作られた映画なんですね。ちょっとびっくりしました。
『エクソシスト』。
スパイダーウォーク……だったかな。リーガンという悪魔にとりつかれた女の子がブリッジしたまま階段を下りてくるシーンで有名なホラー映画です。
ホラーは好きなんですが、ホラー映画はあんまり観なかったんです。
というのも、家で観るときは家族もいるし。(家族が怖がり)
映画館に行けばいいのかもしれませんが、ひとりで行って痴漢に遭い(学生時代)、それ以来ひとりではいかないことにしているので……。
なのでホラー映画の金字塔でもある『エクソシスト』も初見でした。
ディレクターズカット版というやつを視聴。
あらすじは知っていたので、「おお。ここがかの有名な……」とか「でたー!緑色の嘔吐物!」とか。
そんなことよりもストーリーの濃さに感動しました。
これってあれじゃないですか? 神父ダミアン・カラスが信仰を取り戻す話じゃないんですかね……?
神父ダミアンの背景と老親にたいする後ろめたさ。
それから悪魔にとりつかれたリーガンが育つ環境。
そして「医療」という名の暴力。
そういったものが丁寧に描かれているからこそ、「悪魔に立ち向かう神父たち」がはっきりと浮かび上がるんだと思います。
かっこいい……。とにかく神父がかっこいい……。
なんか……バッドエンドってきいてたんだけど、私的には「神父(信仰を取り戻した)が悪魔に勝利」したように見えたけど……。
ちがうのかなぁ。
とても良い映画でした。