『感染症の世界史』(石 弘之 角川ソフィア文庫)
めちゃくちゃ面白かったーーーーーーー(絶叫)!!!
これ、話題になっていたときから買いたかったんだけど……っ。
値段が……お高い……っ! 文庫で1000円越えなんですよね。
だからためらっていたんですが。
買ってよかった!!!
というか、改めて初版を見てびっくり。
コロナ前ですよ。
コロナ前なのに、すでに「次の感染症は中国から」と注意喚起されていた。
(中国かアフリカか、と書いておられます)
すげー……。
そしてもうひとつびっくりしたのが、性交渉で感染する病気の多いこと!!
しかも致死率が高い!
なかにはコンドームでは防ぎきれないものもあったりして「コンドームしておけば大丈夫」とも言えない。
著者もおっしゃっていたが、煙草やアルコールとともに性交渉もある程度注意喚起すべきでは、と。
いろんな感染症を網羅されていて本当に興味深く読みました。
結核についても書かれていて、もともと私も「なんで日本はこんなに結核がなくならないんだ?」とすごく不思議で……。
だって高齢者に関してはまだ結構ききますよね、感染。
先進国では日本ぐらいじゃないか、こんなにはやってんの、と思ったらやっぱりそうらしい。
ただ、やはりはっきりした原因はわからないみたい。
鎌型赤血球症とマラリアの説明なんて読んでいたら……。
人体ってすごく不思議。
そして生き延びるためにものすごく生物は多様に進化する。
ある意味個性ってとっても大切。