まだ去年の話。

 

中学生女子たちと話をしていて、その中のひとりがとってもかわいいペンケースを持っていた。

胴の長いうさぎのぬいぐるみみたいになっていて……。ほんと、ふわっふわ。

背中にチャックがついて、中のペンや消しゴムを取り出したり出来る。

うさぎだけじゃなく、犬や猫バージョンもあるらしい。

 

かわいいねぇ、と言ってひとしきり盛り上がり……。

また別の日に、別の中学生女子と話しをしていて「最近は可愛いペンケースがあるんだねぇ」と言うと……。

 

「かわいいし、欲しいけど……。あれは買えない」という。

てっきり値段が高いとか、売り切れているとかかと思ったら。

 

「あれはクラスの一軍女子しか使っちゃいけないの」

 

一瞬「一軍って、なんの?」と聞き返しそうになったけど。

あれか、いわゆるスクールカーストなるものか、と思って驚いたことがある。

 

いま、中学生の子たちと接するお仕事をしているけど。

この時期の女子たちの視線って……。

怖いなぁと思うときがある(^^;

なんだろうなぁ。あの「排他的」であり「完全に見下した感」のある視線。

仲間内だけで、がしっと固まるんですよねぇ。

私、こういうときは自分が「おばちゃん」でよかったなぁと思う。

 

ちなみに。

わたしが前の職場にいたときの話。

 

娘が生後6か月になって再就職したのだけど。

初めての大きな会議に出席。

もちろん文房具が必要なのはわかっていたので持参。

 

会議が始まり、「さてペンを……」と、鞄から取り出して驚愕。

みんな、鞄からペンケースを取り出し、そこからペンを取り出していて……。

 

ペンケースって、大人になっても使うっていう観念がなくって(笑)

ペンを鞄に直入れしていました(^^;

 

ちなみに手帳も当時は持っていなかったので、卓上カレンダーを持ち歩いて予定を書き込んでいました。

(これは便利だといまでも思っているけど、みんな不審がるからやめることにしました)

 

そんな話をしていたら、一軍女子を気にする中学生女子も笑っていました。