昔からやりたかったことのひとつに、「こどもたちの絵を家に飾ること」がありました。
幼稚園のころから小学校卒業まで学校や園で描いた作品をとっておき、時間のあるときに額に入れて飾る。
これがしたかった。
で。
この三連休。
小説のほうもひと段落していて、あとは編集さんからの連絡待ち。
私のほうでやることはない。
なので、息子の部屋にしまってある絵を取り出し、リビングに飾ることに。
息子は幼稚園から小学校低学年ごろまでわりと頻繁に絵で賞をもらったり、私が見ても面白いなと思うものを描いていた。
なので、まずは賞をとった作品の中から一枚を選出。
額に入れてリビングに飾って、家族LINEで報告。
一斉に通知が入る。
夫「……これ、息子が描いたって知っているからあれだけど、友人の子とかが描いてたら心配するな」
娘「私は認知行動療法を専攻しているからなにも知識がないですが、とりあえずなんか気になる絵ではあります」
息子「俺が言うのもなんだけど、この絵、やばくね? なんでこれ、賞もらったん?」
そういえば……。
息子が幼稚園の頃、カラーセラピストとかいうやつが園に来て、息子の絵の前で立ち止まって『この子は闇を抱えている』って言って……。担任が慌てて電話してきたことあったな。
わたしは「おお。なんんかいい絵だ」と思ったけど……違うのか、これ……?
ちなみに「見たものの心をザワザワさせる」息子の絵のタイトルは、『やさしいキリン』。
画面右上方から中央にかけて向かい合うキリンが二頭描かれており、中央から下方にかけては草(木?)が斜めに列をなしています。キリンと草(木?)が「く」の字になっているような構図です。
背景は一面赤紫。濃淡ある赤紫。
この赤紫と、キリンの黄色がいいコントラストになっていて……。
まあ、賞もとったんですが(笑)
見たものが「なにか言いたくなる」絵でした(;^_^A