ボスポラス海峡を昔ながらの渡船で渡る!Sehir Hatlariフェリー カドキョイ→カラキョイ | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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トルコ、ヨーロッパ周遊で使えるSIMカードの紹介

 

 

 

 

 

トルコ ボスポラス海峡を渡船で渡る!カラキョイ行きに乗船! 

トルコ イスタンブールの真ん中を通る「ボスポラス海峡」はトルコのアジア側(東側)とヨーロッパ側(西側)を隔てており、以前よりアジアとヨーロッパの境目といった例えをされる場所です。

このボスポラス海峡には現在ではバス(メトロバス等)、鉄道(マルマライ線)、フェリー(渡船)など様々な交通手段があり、海峡の移動に際して全く不便な点はありません。

今回はその中でもカドキョイ発 カラキョイ経由エミニョニュ行きフェリーを紹介します。

このフェリーは前回紹介したイスタンブール地下鉄M4号線のカドキョイ駅から近いKadıköyフェリー乗り場から出発し、ボスポラス海峡を挟んだヨーロッパ側にある「Karaköy(カラキョイ)」、そして「Eminönü(エミニョニュ)」へと運航しています。

高頻度で運航している上、運賃もお手頃な価格になっていますので、観光客のみならず、地元の方々にも長年愛される渡船として運航を続けています。

マルマライ線などの他の交通手段がない頃から、この区間を行き来し続けているこの渡船に今回は実際に乗船した様子をお届けしたいと思います。

 

今回は数ある渡船の中で、Şehir_Hatları社の運行するKadıköyーKaraköyーEminönü間の航路を利用しました。

運航時刻表が掲示されていましたが、カドキョイ発の平日は朝6時10分~深夜1時まで、日中はおおむね15分おき、早朝深夜は20~30分おきに運航しています。土休日は6時台の便が運休し、朝7時から同じ運航間隔で出発しています。

運賃は24.98トルコリラで、これはカラキョイまで乗船した際も、エミニョニュまで乗船した際も同額となります。フェリー乗り場建物内に地下鉄と同様の自動券売機があり、1回券を購入して乗船することができるほか、イスタンブールカードで乗船することも可能です。

イスタンブールカードへのチャージもフェリー乗り場内の自動券売機ですることができます。

 

 

こちら(左写真)がカドキョイのŞehir_Hatları社のフェリー乗り場の建物です。

乗り場周辺にはバスターミナルのほか、いくつかのカフェスタンドがあり、軽食や飲み物などを販売しています。価格も比較的お手頃で、観光客価格という感じでもないのでおすすめです。

 

 

フェリー乗り場の建物に進むと、奥に自動改札機があり、ここで運賃を収受します。

ここからは複数の行き先の船が出ていて、自動改札の上には各行き先の次の便の出発時刻も掲示されていますので、乗船の前にどの行き先に乗るか参考にするとよいと思います。

行き先によって運賃が異なるため、行先別に通過する自動改札が異なります。正しい運賃を収受してもらうため、目的の行き先の掲示された自動改札を通過してください。

イスタンブールカードを利用の方は乗車券の購入の必要なく、自動改札機にカードをタッチすれば運賃が差し引かれます。

改札の奥には待合スペースがあり、そちらでフェリーの乗船開始を待ちます。

 

 

今回は17時45分にカドキョイを出発するカラキョイ経由エミニョニュ行きに乗船しました。

ヨーロッパ側から船が到着して下船が終わるまで少し待った後、こちらの乗船開始となります。

 

 

船内は広々としたソファ席が並び、ボスポラス海峡上を快適に移動することができます。

屋内の席はしっかりと空調が効いていますので、真夏や冬、天気の悪い日はこちらがおすすめです。

今回は屋内の窓側席で航行中のほとんどの時間を過ごしました。

 

 

船の後方と上層階には屋内の席や、景色を眺めることができるデッキがあります。

この日は雨が降っていたのでこちらで過ごしている方は少なかったですが、気候の良い時期などはこちらで過ごすのも気持ちがよいと思います。

今回はカラキョイの到着の少し前から後方の屋外の席に移動して過ごしました。

 

 

船内中央には売店があり、軽食やスナック、飲み物などを販売しています。

トルコでよく飲まれている紅茶「チャイ」は10トルコリラというお手軽価格で販売されていて、船内でのお供にはピッタリです。

そのままブラックで茶葉の風味を楽しむもよし、備え付けの角砂糖を入れて甘みを増していただくもよしです。

 

 

乗下船に時間を要したため、船は数分遅れでカドキョイの港を出港しました。

 

 

出港してすぐにヨーロッパ側からやってきた船とすれ違いました。

この区間は複数の会社が様々な区間で渡船を運航しているため、ひっきりなしに船とすれ違ったり、並走したりします。

 

 

徐々に沖の方へ出ていきます。このボスポラス海峡は比較的狭い海峡に見えますが、水深が深く、海流がとても速いのが特徴です。

この日は天気が悪かったこともあり、波がとても高く、船もそこそこ揺れるような状況でした。

短い所要時間の渡船ではありますが、荒波にもまれながら、慎重に航行していきます。

 

 

10分少々経つと、もう対岸のヨーロッパ側の明かりが窓から見えてきました。

このあたりから後方の屋外席に移動し、到着まで海の景色を楽しみました。

 

 

そしてカドキョイを出港して20分ほどの所要時間でカラキョイのフェリー発着場に到着。

今回はこちらで船を下船しました。

 

この船は引き続き、終点のエミニョニュへ向けて行くため、乗客を降ろすとすぐに出港していきました。

 

 

カラキョイ側のフェリー乗り場はカドキョイほど広々とはしていませんが、観光客を始め、多くの人でにぎわっています。イスタンブール市のヨーロッパ側の新市街付近に位置していて、旧市街のある場所とは金角湾を隔てて反対側に位置しています。

金角湾を渡るガラタ橋にはトラムが通っていて、下にはいくつかの店舗が軒を連ねていました。

イスタンブールのヨーロッパ側を走る交通機関についても今後紹介を予定しています。

 

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トルコ、ヨーロッパ等のガイドブックの紹介