今回は久しぶりにフライト搭乗の様子を紹介します。
ANA(全日空)では「今週のトクたびマイル」というキャンペーンを実施しており、毎週ANAが運航するどこかの路線が通常より少ないマイル数で利用できるというものとなっています。
対象となる路線は毎週変わり、必要マイルは3000~4500マイルとなりますが、週によっては新千歳や那覇発着路線でも3000マイルの時があります。毎週発表される対象路線をしっかりとチェックする必要はありますが、賢く使えば非常にお得に旅行が楽しめるものとなっています。
今回はこの今週のトクたびマイルを利用してのフライトを紹介します。
今回は熊本県の阿蘇くまもと空港からスタートです。
熊本市街地からはかなり離れた場所にあり、周囲には山々が広がっています。
阿蘇くまもと空港へは熊本駅、桜町バスターミナル、通町筋、水前寺公園前などを経由して空港へと向かうリムジンバスが運行されています。熊本駅から空港までは約1時間ほどの所要時間がかかります。
こちらのリムジンバスですが、必ずしも飛行機の時間に合わせて運行されているわけではなく、一部の便では接続が悪いことがあります。
時間に余裕を持った便を利用するようにしてください。特に現在は減便が行われていますのでご注意ください。
リムジンバスではくまモンのICカードのほか、nimoca、Suica、PASMO、ICOCAなどの交通系ICカードも利用できます。バス車内でのチャージはできませんので、残高が少ない時はJR熊本駅のJR自動券売機や桜町バスターミナル内のファミリーマートなどでチャージをしてから乗車してください。
この他、JR豊肥本線の肥後大津駅からワゴン車タイプのシャトルバスも運行されており、こちらは運賃無料となっています。
JR肥後大津駅から空港までの所要時間も15分と短く、渋滞に巻き込まれるリスクも少ないのでおすすめできます。
熊本駅から空港へお越しの場合や阿蘇方面から空港へ向かわれる際はこちらのシャトルバスの利用も便利です。
それぞれバスの時刻表や注意事項などは阿蘇くまもと空港のホームページで確認してください。
阿蘇くまもと空港は2021年月現在、仮設ターミナルにて営業を行っています。バス降車場でバスを降り、正面にある国際線ターミナル(閉鎖中)の前を通って、仮設の建物になっている国内線ターミナルへと向かいます。
国際線ターミナルの前を通って直進した先にある扉からターミナルへ入ってしまうと到着ロビーに行ってしまいますので、その隣にある出発と書かれた扉へと向かい、中に入ります。
中に入ると各社のカウンターが並んでいます。ANAは入口を入って一番手前側にあり、とてもわかりやすい位置でした。
受託手荷物がある場合はこちらの手荷物カウンターにて荷物を預けてから保安検査場へと進みます。
ICチップ入りのANAのマイレージカードやANAのアプリなどをお持ちで座席指定を済ませている場合は搭乗券などを発券することなく保安検査場へ進むことができます。もし受託手荷物がなく、これらをお持ちの場合はそのまま保安検査場へと進んでください。
出発の建物を一度出て向かいにある建物にはコンビニやお土産物品店、フードコートなどが入っており、飛行機までまだ時間があるという方はこちらで食事をしたり、買い物をすることも可能です。
大きな荷物を先にカウンターで預けて、身軽になってから食事をしたり、帰る前の最後のショッピングを楽しむのもよいかもしれません。
ANAは出発時刻の20分前までに保安検査場を通過し、10分前に搭乗口へ向かう必要があります。
保安検査場の前には検温所が設けられており、サーモグラフィを使った簡単な検温が行われています。
立ち止まることなく測定されますのでスムーズに通過することができました。
保安検査場を通過した先にもお土産物や軽食などを取り扱う売店があり、こちらでも搭乗までに買い物をすることができます。
今回搭乗するのはANA、NH1628便、大阪伊丹空港行きです。この週は熊本~伊丹間の路線が今週のトクたびマイルの対象になっており、3000マイルで搭乗することができました。
搭乗開始は出発時刻の25分前の15時20分からとなっていました。2021年7月現在、ANAでは機内の混雑を避けるために上級会員の優先搭乗を中止しており、最初に体の不自由な方やお子様連れの方の優先搭乗が行われた後、おおむね機体後方の窓側座席→同通路側座席→機体前方の窓側座席→同通路側座席といった流れで搭乗が行われています。機体が大きい場合はこれよりも細分化されることがあります。
一方、降機の際は前方の乗客が先に、後方の乗客がその後といった二段階、大きな機体の場合は三段階で行われることがあります。
座席指定の際はこの搭乗の順序も参考にしながら行うとよいかもしれません。
今回搭乗のANA1628便はプロペラ機での運航、なおかつランプバスでの搭乗となっていましたので、搭乗開始時刻が比較的早かったようです。
今回は2台のバスにて飛行機へ案内されました。私たち後方座席の乗客は通常サイズのノンステップバスへの乗車となり、座席にみんくるが描かれていたことから東京都営バスで活躍していた車両の転用のようです。
バスが出発すると2分と経たないくらいの時間で今回搭乗していく飛行機が見えてきました。
今回搭乗するのはボンバルディア製のDHC8-Q400という小型のプロペラ機となります。地方都市~羽田線などで活躍するB737-800型機などと比べても非常に小さく、とても可愛らしい機体です。
バスを降りると、小さなスロープを使って飛行機に搭乗します。階段になっていないのでとても楽に搭乗することができました。
機内は2列+2列のリクライニングシートが並んでいます。機体が小さい分、鉄道車両のような座席配置になっているのが特徴です。
足元もそこまで狭くはなく、足が長い人でも肘がつくようなことはまずないといった広さのシートピッチになっています。
この時は熊本~伊丹線も減便されており、加えて機体も小さいことから数席を残してほぼ満席の状態でドアが閉まりました。
この機材は機体の横にプロペラが装備されているため、座席によってはプロペラで完全に視界が遮られてしまいます。
今回指定した座席はプロペラの後方であったため、かろうじて視界は遮られず、眼下の車窓は眺めやすい位置でした。
座席の前ポケットには安全のしおりとエチケット袋が入っています。機内誌の「翼の王国」は感染症対策のためポケットへの装備を中止しており、客室乗務員に頼むと新品を持ってきてくれます。機内誌は自由に持ち帰ることができます。
この他、搭乗後には除菌シートの配布サービスも実施されており、客室乗務員が配布に回ります。
機内WiFiサービスについてはDHC8-Q400の一部機材で実施されているようですが、この機材では使用することはできませんでした。
また、オーディオサービスについてもDHC8-Q400では設備がなく、イヤホンの配布も実施されていません。
ドリンクサービスについては後ほど、後編にて詳しく紹介していきます。
飛行機はおおむね時刻通りに出発。沖止めになっていたためトラクターに押されることはなく、最初から自走で出発し、滑走路へ移動します。
移動中に飛行中の安全についての説明が行われます。この機材はモニターが設置されていないため、自動放送と客室乗務員の実演によって安全設備の説明が行われます。
飛行機も減便されているため滑走路待ちなどは全くなく、出発から比較的短い時間で離陸となります。
飛び立つと程なくしてタイヤが機体へと収納されていきました。こういった様子を真横でじっくりと観察できるのもプロペラ機ならではです。
阿蘇くまもと空港を飛び立った飛行機は一度大阪とは逆方向へ飛び、有明海が見えてきたあたりで旋回をして所定の方向へと向きを変えていきます。
ここまで長くなりましたので、飛行中の景色や伊丹空港着陸といった様子は次の後編にてお届けしたいと思います。
後編もぜひご覧ください。
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