リーズナブルな料金でのんびり移動! ムグンファ1221列車 天安→東大邱 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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ムグンファ号を挟んだ乗り継ぎ割引の裏技も伝授! ムグンファ1313列車 平沢→天安の続きです。

 

 

天安で預けていた荷物を引き取った後は引き続き列車で移動します。

天安からは釜山行きのムグンファ1221列車に乗車しました。ムグンファ1221列車はソウル駅発の釜山駅行きのムグンファ号で、在来線の京釜線を走り通すタイプの列車です。停車駅も多く所要時間は長くかかりますが、リーズナブルな運賃で利用できる上、客車列車によるのんびりとした快適な旅が楽しめますので、旅行気分を楽しみたい方やより安い値段で移動したいという方にはおすすめです。

 

 

天安駅にも自動券売機が設置されていますので、今回も自動券売機にて乗車券を購入しました。

こちらの自動券売機は平沢駅にあるものとは異なり、国際クレジットカード等には対応しておらず、韓国発行のクレジットカード及び現金が使用できるタイプとなっています。今回は現金にて支払う形で自動券売機を利用しました。

このタイプの自動券売機は英語表示への切り替えができるほか、窓側、通路側といった簡単な座席の希望も出すことができるのが特徴です。

なお、KORAILの駅窓口は国際カードでの支払いに対応していますので、天安駅で日本のクレジットカード等で支払いたい場合は窓口購入で利用が可能です。

今回乗車した天安から東大邱までのムグンファ号運賃は14900ウォンでした。230kmほどの距離がある区間ですのでとても割安に感じられます。

 

 

ムグンファ1221列車は2番のりばからの発車となっていました。優等列車では改札はありませんので、適当な時間にホームへと向かいます。

ソウル駅からの列車は時間通りにホームへと滑り込んできました。

 

 

車内は2列+2列のリクライニングシートとなっており、長時間の移動でも快適に過ごすことができます。

コンセントやテーブルといった設備はありませんが、足元は広々としており、フットレストが設置されています。

 

 

編成の中央付近には立席券を所持している乗客向けの車両が1両連結されており、ロングシートやカウンター席が設置されています。

フリースペースでもありますので、空いている際は指定券を持っている方も食事などの際に自由に利用することができます。

自動券売機も設置されていますが、この車両では使用停止となっていました。車内販売もありませんので、買い物などは乗車前に済ませておくのがよいと思います。

このほか、一部車両のデッキには洗面所と洋式トイレも設置されています。

 

 

列車は時刻通りに天安駅を発車。通勤客や長距離を利用されるであろうキャリーを持った乗客など、様々な方が乗車しています。

この列車は優等列車であり、京釜線の緩行列車でもあるため、細かく駅に停車しながら進んでいきます。

天安駅の次は鳥致院に停車します。世宗市内にある駅でまだソウルの通勤圏にも当たるため、それなりの降車がありました。

 

 

鳥致院駅の次は新灘津駅に停車します。この駅から大田市に入ります。

 

 

新灘津駅の次は大田駅に止まります。大田が主にソウルからの通勤圏の南端といった感じになっており、こちらで半分以上の方が降車されていかれました。入れ替わりに大田から各地へ向かう方が多く乗車してきましたので乗車率はあまり変わることなく発車します。

 

 

大田を出ると30分ほど無停車で走り、次の停車駅は永同駅です。こちらは永同郡の中心駅で、一部のITX-セマウル号も停車する駅です。

 

 

永同駅の次は続いて黄澗駅に停車します。黄澗駅は非常に閑散としており、ホームの屋根も一部しかありません。

長距離輸送と地域輸送を同時に担うムグンファ号はこのような小さな駅にも停車していきます。

 

 

黄澗駅の次は金泉駅に停車します。金泉駅は慶北線と接続する鉄道上では重要な拠点となっている駅で、ムグンファ号、ITX-セマウル号も全ての列車が停車します。

 

 

金泉駅の次は亀尾駅に停車します。亀尾駅は京釜線の中でも乗降人員が多い主要駅で、亀尾市の中心駅でもあります。亀尾駅に近づいてくると車窓に明かりが多くなり、住宅なども目立つようになります。

この駅もムグンファ号、ITX-セマウル号も全ての列車が停車します。

大田から乗車してきた乗客は亀尾駅で降りていかれる方が多く、ここからしばらくは空席が目立つ状態での運行となりました。

 

 

亀尾駅の次は15分ほど走って倭館駅に停車します。大邱市に隣接した漆谷郡にある駅で、このあたりは大邱のベッドタウンともなっているようです。

 

 

倭館駅の次は約20分ほど走って大邱駅に停車します。大邱駅は京釜線のみの駅でKTXは止まりませんが、大邱の中心部にも近く、大邱都市鉄道(地下鉄)とも接続しています。

ここからは乗車してくる人の姿も目立ち、大邱の中心部から各地へ帰宅される方が当駅を利用されているようです。

 

 

大邱駅の次は東大邱駅に停車します。この駅間は街中を走るためほとんどの区間が防音壁に囲まれています。

時より遠くに見えるマンション群などを眺めていると、まもなく車内放送が入り、東大邱駅の構内に滑り込みます。

 

 

そして列車は天安駅から2時間50分ほどの所要時間で東大邱駅に到着しました。今回はこちらで降車します。

この列車は釜山行きとなっていますので、数分の停車の後、列車は釜山へ向けて走り去っていきました。

訪れたのはクリスマスの時期ということもあり、東大邱駅の前には大きなクリスマスツリーやイルミネーションが飾られていました。

 

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