市街から光州松汀駅へのアクセスはこの路線で! 光州市内バス 座席02番 光州総合BT→光州松汀駅の続きです。
光州松汀駅からはKTXを利用してソウルの龍山駅へ向かいました。
今回乗車したのは光州松汀駅を21時に発車するKTX548列車龍山行きです。
光州松汀駅を発着するKTXは多くが木浦駅を始発終着する列車となっていますが、この列車は光州松汀駅が始発となっています。
また、木浦駅や光州松汀駅から運行されるKTXは一部の出入庫列車を除いてソウル側の始発終着地は龍山駅となっています。ソウル駅へは行きませんので十分ご注意ください。
今回乗車したKTX548列車はKTX-Ⅰの20両編成での運行です。ホームが低くなっているため、列車に乗車する際にはステップがあります。足元に気を付けて乗車します。
今回は少し奮発をしまして、日本で言うグリーン車相当に当たる特室(ファーストクラス)に乗車しました。
光州松汀駅から龍山駅までの特室の運賃料金は65500ウォンとなっており、一般室(46800ウォン)とプラス1800円程度の追加料金で利用することができます。日本のグリーン車と比べても手軽な料金設定であり、平日でも満席が相次ぐほどの人気の座席となっています。
座席配置は2+1列のゆったりとした配置で、今回は1人がけの座席を予約できました。
車内設備の紹介をしていきます。一部の座席の壁際にはコンセントとUSB充電ポートが2口装備されています。
コンセントは韓国タイプの差込口であるため、日本の充電器などを使用する際は変換プラグなどの用意が必要です。
また、天井付近に数か所ぶら下がっているモニターでは広告を流しているほか、各停車駅での到着案内が多言語で表示されています。英語はもちろんのこと、一部の駅では車内放送と共に日本語でも案内が行われており、外国人旅行者にもしっかりとした配慮がされています。
ここからは特室のみのサービスの紹介です。特室のドア付近には新聞、雑誌、絵本などの貸出サービスがあります。
本棚の横にはミネラルウォーターの自販機があり、特室の乗客は無料にてミネラルウォーターをもらうことができます。最初に右端のボタンを押し、その後にランプのついているボタンをどれか押すと、ミネラルウォーターが無料で出てきます。
また、乗車後には客室乗務員さんからスナックの入った箱が渡されます。中にはクッキーやナッツなどの軽食が入っています。
なお、KTXでは車内販売の営業を全列車で廃止していますので、この他の食べ物や飲み物は事前に駅などで調達することをおすすめします。一応、一部の号車にはジュースやお菓子などを販売する自動販売機が設置されているようです。
列車は21時丁度、時間通りに光州松汀駅を発車しました。発車後、カッコいいBGMと共に車内放送が始まります。
車内放送と連動して液晶画面に韓国の地図と列車の走るルートが表示され、その後、各駅の停車駅と到着時刻も表示されます。
終点の龍山駅には22時53分の到着ということで、光州松汀駅から2時間を切る所要時間で龍山駅まで行くことができるのには驚かされます。
発車してしばらくするとちょっとしたトラブルが発生。乗車していた号車の暖房が故障してしまったとの案内が乗務員さんからありました。
乗ってから妙に車内が寒いと感じていましたが、これが理由であったようです。
幸い乗車した列車は夜遅い便ということで空席が多く、次の益山駅で隣の号車に代替の座席を用意していただきました。代替の座席も1人がけの座席ですが、車端の一番後ろの座席です。壁の方を向いた際にはテーブルがなくなるため、肘掛下にもテーブルが装備されています。
いろいろとありましたが、終点の龍山駅まで暖かい車内で快適に過ごせそうです。
乗車した列車は光州松汀駅の次は益山駅に停車します。湖南高速線を走行し、約30分で到着しました。
益山は湖南線系統と長頂線が合流するKORAILの主要拠点のひとつです。
益山駅の次は15分ほどで公州駅に停車します。こちらはKTXのみの駅で、真ん中に通過線が設けられています。
公州駅の次は天安牙山駅に停車します。この列車は京釜高速線との合流駅である五松駅には停車しません。
京釜高速線と合流した後は再び速度を上げて五松駅を通過していきます。
公州駅から30分ほど走り、列車は天安牙山駅に停車します。こちらは長頂線の牙山駅とつながっており、天安駅方面へアクセスするにも便利な駅です。ここからは降車していく乗客も目立ち始めます。
天安牙山駅の次は35分ほどで光明駅に停車します。光明駅は安養、舎堂方面などへバスでアクセスできるほか、光明シャトル電車で永登浦方面、リムジンバスで仁川国際空港方面へもアクセスでき、各方面への移動の利便性が高い駅です。
駅に駐車場も広く確保されていることから車での利用者も多く、当駅ではかなりの人数の乗客が降りていきます。
光明駅の次は終点の龍山駅に停車となります。光明駅からトンネルに入った列車はトンネルを出た所で京釜線と合流し、衿川区庁駅からは在来線との併用区間に入ります。
ムグンファ号などの在来線優等列車が停車する永登浦駅なども通過し、京釜線内をゆっくりとした速度で進んでいきます。
漢江にかかる鉄橋をゆっくり渡ると、列車はまもなく終点の龍山駅に到着となります。
そして列車はほぼ定刻に終点の龍山駅に到着しました。
光州松汀駅を21時に出ても23時になる前に龍山駅に到着できるということで、KTXの速達性の高さを改めて実感しました。
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