平日朝夕限定の通勤特快バス! 九巴T277線 藍田站→上水總站の続きです。
MTR上水駅と道を挟んだ向かいにある上水巴士總站(上水バスターミナル)です。
上水は中国深圳市の玄関口である羅湖駅や落馬洲駅にも程近い立地にある場所で、香港のベッドタウンとして、また中国からやってくる旅行客の香港側の玄関口として栄えている所です。このため、上水巴士總站からは多くの路線バスが運行されています。
バスターミナルは商業施設の一階部分にあり上水駅からは連絡橋を渡ってアクセスできるほか、商業施設内のエスカレーターを使ってバスターミナルへ下りることもあります。
上水は中国深圳市に近い町ということもあり、中国深圳市へのイミグレーションへ向かうバスも多く運行されています。イミグレーション行きのバスは専用のバス乗り場から発車しています。イミグレーション行きのバスは八達通(オクトパスカード)は使用できませんので、乗り場にいる係員から現金(香港ドル)で乗車券を購入する形になっています。
バスターミナルの外には小巴の乗り場もあります。一般路線よりも小巴の方が利便性の高い区間もありますので、使い分けて利用するとよりスムーズな移動ができます。
バスターミナルのホームにはこちらから行くことのできる場所を地図にて案内しており、初心者にもバスを利用しやすいように配慮されています。
それでは上水巴士總站から運行されている主なバス路線を紹介します。一般路線は特筆のないものは全て九巴による運行です。
最初は73K線。沙嶺村を経由して文錦渡總站まで行きます。この路線で文錦渡口岸へ行くことはできませんので十分ご注意ください。
朝5時40分~23時30分まで、10~30分おきに運行されています。
この路線は基本的に平屋のノンステップバスにて運行されています。
こちらは77K線。蕉徑、八鄉、錦上路駅、錦田、凹頭、形點Ⅰ(元朗駅)を経由して元朗(鳳翔路)まで運行しています。
朝6時15分~23時25分まで、20~30分おきに運行しています。
この路線は走行する道路の関係から車体の長い車が使用できず、短尺の二階建てバス及び平屋のノンステップバスを使用しています。
こちらは78K線。粉嶺、龍躍頭、孔嶺を経由して沙頭角總站まで運行しています。この路線で沙頭角口岸へ行くことはできませんので十分ご注意ください。
終点の沙頭角總站は近隣住民や特別に立ち入りの許可を受けた人のみが立ち入ることができる「禁區」と呼ばれるエリアにあるため、それ以外の人の立ち入りはできません。許可証を持っていない乗客はひとつ手前の担水坑バス停までに降車する必要があります。
朝5時40分~23時30分まで、15~20分おきに運行しています。
こちらは79K線。粉嶺、聯和墟、打鼓嶺を経由して打鼓嶺(松園下)まで運行しています。
この路線もかつては一般人の立ち入りが制限された「禁區」へ乗り入れる路線でしたが、2016年1月4日に禁區の範囲が縮小され、全区間で全ての乗客が利用できるようになりました。
朝6時~23時30分まで、20~30分おきに運行されています。
この路線では基本的に二階建てバスを使用していますが、不定期で平屋のノンステップバスが運用されることがあります。
こちらは270A線。高速道路、獅子山隧道を通り、九龍塘、何文田、油麻地、佐敦、尖沙咀を経由して尖沙咀東(麼地道)まで運行しています。
上水とネイザンロード沿線を結ぶメインルートの特快路線で、終日多くの利用者がいる路線です。
朝5時30分~23時まで、10~20分おきに運行されています。
こちらは270B線。高速道路、尖山隧道を通り、長沙灣、深水埗、旺角、大角咀を経由して奧運站まで運行しています。
なお、平日の朝7時に上水を出る便のみ、終着が手前の富榮花園となっています。
朝6時~22時まで、15~30分おきに運行されています。
こちらは276線。高速道路を通り、形點Ⅰ(元朗駅)、元朗市、屏山、天水圍を経由して天慈總站まで運行しています。
朝5時40分~深夜1時まで、15~25分おきに運行されています。
こちらは276P線。高速道路を通り、形點Ⅰ(元朗駅)、元朗市を経由して天水圍站總站まで運行しています。
276線よりも更に停車地を絞り、天水圍方面への速達性を重視した路線となっています。
朝5時40分~深夜1時まで、7~15分おきに運行されています。
こちらは278X線。高速道路、城門隧道を通り、梨木樹、大窩口、荃灣市中心を経由して如心廣場總站まで運行しています。
朝5時30分~23時50分まで、5~20分おきに運行されています。
こちらは673線。高速道路、大老山隧道、東區海底隧道を通り、天后、銅鑼灣、灣仔、金鐘、中環を経由して香港駅まで運行しています。
朝9時~20時まで、30分おきに運行されています。
こちらは678線。九巴と城巴が共同運行しているトンネルバス路線です。
高速道路、大老山隧道、東區海底隧道を通り、西灣河、鰂魚涌、北角、炮台山、銅鑼灣を経由して東華東院まで運行しています。
上水発香港島方面へは平日朝ラッシュのみの運行で、朝6時15分~7時35分まで、10~15分おきに運行されています。
こちらはW3線。高速道路、大圍隧道、沙田嶺隧道、尖山隧道を経由して、沙田駅、高速鉄道香港西九龍駅へ運行しています。
朝5時~22時40分まで、15~20分おきに運行されています。
こちらは277E線。天平を始発とし上水總站に停車した後、高速道路、大老山隧道を通り、觀塘市中心を経由して藍田駅まで運行しています。
朝6時~22時まで、15~20分おきに運行されています。
こちらは龍運巴士の運行するA43線とA43P線。どちらも香港国際空港へ向かう空港バスとなっています。
この2つの路線は港珠澳大橋香港口岸は経由しませんので十分ご注意ください。
A43線は朝5時10分~23時まで12~30分おき、A43P線は朝5時30分~22時25分まで25~30分おきに運行されています。
ここからは中国深圳市へのイミグレーションへ向かう跨境バスを紹介します。
こちらは文錦渡口岸行きの文錦渡快線です。朝7時~21時30分まで運行し、おおむね15~30分おきに出ています。
運賃は片道20香港ドルとなっています。
こちらは沙頭角口岸行きの沙頭角快線です。朝6時50分~18時30分までおおむね25~30分おきに出ていますが、11時10分発の後は14時30分発まで運行がありません。
運賃は片道33香港ドルとなっています。
こちらは皇崗口岸行きの中港通です。朝7時~19時までおおむね30分おきに出ています。
小巴の主な路線も紹介します。
小巴は屯門方面の利便性が高く、屯門碼頭行きの44線や屯門站行きの44A線などがあります。
44線は朝5時40分~深夜1時まで、44A線は朝5時30分~深夜1時まで、座席が埋まり次第随時発車しています。
上水巴士總站と道を挟んだ向かい側(上水駅前)には上水站(新運路)バス停があります。
この上水駅一体のバス停や上水巴士總站をまとめた「上水轉車站」という別名もあり、各方面の乗り場の案内を充実させてバス同士の乗り継ぎやMTRとの乗り継ぎの利便性の向上を図っています。
上水站(新運路)バス停からも様々な方面へ向かうバスが利用できます。また、A43線、A43P線に空港から乗車してきた場合はこちらの上水站(新運路)バス停(車内などは上水站、上水鐵路站などとも案内)に到着します。
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