今回から数回に渡り、中国の広東省東莞市などを回った際の様子をお送りします。
今回のスタートは広東省の省都である広州からです。週末の広州駅は各地へ向かう乗客たちで大変混雑していました。
今回はまず広州と深圳を結ぶ広深線の列車に乗車します。広深線の多くの列車は広州東駅始発ですが、毎時1本程度の列車が広州駅まで一駅延長運転してきます。広州駅は長距離列車の運行が主体のため、駅の端の方に広深線の専用待合室と改札が設けられています。
発車の10分ほど前に改札が始まり、待っていた乗客が一斉にホームへと進んでいきます。
今回乗車する列車は深圳行きのC7025列車です。広深線では最近になってCRH6A型車両の運用が始まりましたが、この列車に充当されていたのは運行開始時から活躍しているCRH1型車両でした。
今回は二等車に乗車しました。週末のため車内はほぼ満席で、立席の乗車券を持って乗車している乗客も多くいました。
二等車は3列+2列の配列で、座席の回転機能やリクライニングはついていません。半数ほどの座席は進行方向と逆向きになります。お世辞にも快適とは言えない設備ですが、長くても1時間半程度の乗車時間であればこれで十分です。
網棚のほかに車端部には大型荷物置き場が設けられています。
列車は広州駅を発車。続いて広州東駅にも停車します。ここで空いていた少ない空席も全て埋まり、満席での出発となりました。
隣のホームには香港の九龍行きの城際直通車の姿もありました。
広深線は客車用の線路と高速列車用の線路の複々線となっており、先の列車に詰まることなく速度を上げていきます。
但し、客車列車も160km/hまで出せ、停車駅の少ない列車もあるため、高速列車が客車列車に抜かれるという光景も見ることができます。
この列車は広州東駅の次は東莞駅に停車します。東莞駅は東莞の市街地からは遠く離れた場所にあります。
東莞の次は常平に停車します。同じ東莞市内ですので、東莞から10分ほどの走行時間で到着となります。今回はこちらで降車します。
広州駅からの所要時間は45分ほどで、同じ区間の高速バスを利用するよりも30分以上早い所要時間でした。
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