トランスポートバス チェンマイ・バスターミナル2(アーケード)→バンコク(モーチット) 後編 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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トランスポートバス チェンマイ・バスターミナル2(アーケード)→バンコク(モーチット) 前編の続きです。

 

 

バスは昼食休憩を終え、引き続きバンコクへ向けて走行を始めます。

しばらくは自然の溢れるのどかな所を走ります。道中にあった数少ない家では馬が飼われている所がありました。

 

 

途中、何か所かの路上のバス停に停車して乗車扱いを行います。

一見ポールなどが何もないように見えますが、待合所の奥にトランスポート社のトレードである999の数字の看板が掲げられているのが見えました。

 

 

その後バスはタークのバスターミナルに停車。こちらでも乗降扱いを行います。

タークはバンコクとチェンマイを結ぶ国道とメーソートとスコータイなどを結ぶ国道が交差する交通の要衝で、多くの長距離バスが停車して乗降扱いを行っていました。一般路線バスも乗り入れています。

 

 

タークを出ると再びハイウェイ道路へと戻り南下していきます。同じくバンコクへと向かうナコンチャイエアーのバスとしばらく並走しながら走りました。

 

 

タイは仏教の国ということで大仏を車窓から見ることもできました。他にも仏教に関係するであろう建物などが車窓からも確認できます。

 

 

レンガ造りのレトロな柵?や険しい山肌をむき出しにした山など、変化に富んだ車窓を眺めながらの移動は長旅ながら決して飽きることがありません。

 

 

バスは再び街中へと入っていきます。全長の長いバスですので慎重に交差点などを通過し、街中にあるバスターミナルへと乗り入れます。

 

 

続いての停車地はナコーンサワンのバスターミナルです。

こちらも長距離バスと一般路線バスが乗り入れるバスターミナルとなっており、構内には日野製のレトロなバスが停車していました。

こちらでは少々停車し、乗務員の休憩と車両点検などを行って発車となりました。

 

 

ナコーンサワンを出ると再びハイウェイ道路へ戻り、川を渡って郊外へ出ていきます。バンコクへつながる道路は物流の大動脈でもあり、バスだけでなくトラックやタンクローリーも頻繁に見かけます。

 

 

しばらくは直線が続き、バスも80km/h程度まで上げて走行します。

途中、何か所か検問所があり、このバスも道中2回ほど停車しました。こちらでも車両点検を行うようで、場所によっては検問所のスタッフがタイヤなどを点検していました。

 

日が傾いてきた頃、最後の乗車地に停車して乗車扱いを行います。最後の乗車地も路上にある小さな停留所でした。ここまでの停車で8割前後の座席が埋まっており、途中からの利用の多さを実感しました。

 

 

日も暮れてきて、バスはアユタヤを通過します。アユタヤも停車バス停に入ってはいましたが、この日は降車客がいなかったのか通過となったようです。アユタヤの先からは高速道路が整備されており、車窓にも高速道路に入る旨の看板が見えてきます。

 

このあたりで客室乗務員から飲み物が配られました。

ザクロジュースというまた珍しいもので、常温ではありましたがとても美味しくいただきました。

 

 

外が真っ暗になった頃、バスは高速道路へと入ります。高速道路といっても一般道と区切りがあるだけのとても簡素なもので、高架区間もほとんどありません。それでも信号がほぼないため、速度を上げて走行することができます。

 

 

バスは途中で一度一般道へと入り、ショッピングモールのそばにあるバス停に停車。こちらで降車扱いを行います。比較的需要のある停留所のようで、乗客の3割程度がこちらで降りていきました。

 

 

その後バスは再び高速道路に戻り快走しますが、その先の一般道と一旦合流する地点で渋滞に巻き込まれてしまいます。10分以上ノロノロ走行となりました。

 

 

渋滞している大通りを離れるとドンムアン空港のそばを通過しました。このあたりはれっきとした一般道ですが道は空いていて快調に走ります。

 

 

そしてドンムアン空港を過ぎてしばらくすると、空港沿いを通っていた通りを離れてモーチット方面へ進路を変えます。

 

 

モーチットのバスターミナルは通りの反対側にあるため、バスターミナルを少し行き過ぎてUターンします。そして少し戻るとまもなく終点のバンコク・北バスターミナル(モーチット)に到着します。

 

そしてバスはチェンマイから約11時間で終点のバンコク・北バスターミナル(モーチット)に到着しました。

バンコク近郊の帰宅時間帯の渋滞にかかった影響で、所定より1時間ほど遅れての到着となりました。

 

チェンマイを朝9時に出発し、バンコクへ夜の20時に到着するという壮大なバス旅でしたが、車両もとても快適で食事も出るなどサービス面も充実しており、国営ということで運転も非常に安全で心配事はありませんでした。また、移り変わる車窓をのんびり眺めながら移動できたことで、タイの様々な姿を知ることができました。時間はかかりますが、タイの生の風景を見るにはバスの旅がとてもおすすめです。