鴨脷洲 利東邨總站(利東バスターミナル)&利東邨東興樓巴士站(利東邨東興樓バス停)の続きです。
利東からは城巴の運行する中環行きの97線に乗車して中環へ向かいます。
97線は利東から鴨脷洲大橋、香港仔トンネルを経由して灣仔、中環へ運行する路線です。
MTR南港島線とは完全に競合関係となっており、かつては日中も10分に1本程度運行されていたこの路線もMTR南港島線開業後は日中は20分に1本に大幅減便されています。
今回乗車した車両はDennis製の初代Enviro500です。
全長12m車ということで定員も多いですが、利東邨からは数名のみの乗車でスタートしました。
バスはしばらく利東エリアの住宅街(団地)や商業施設を経由しながら進みます。
団地の坂を下りきると鴨脷洲大橋の手前に出てきます。ここにもバス停があり、MTRの駅も近くにない場所のためか多くの乗客を乗せていきます。
バスは鴨脷洲大橋を渡り香港島へ。城巴及び新巴の車庫のそばを通り過ぎていきます。
利東と中環方面を速達で結ぶ路線であるため、黄竹坑エリアは最小限の停車となります。
黄竹坑道では信号のない高架道路側を走行し、所要時間を短縮しています。
香港仔隧道收費廣場バス停に停車した後は香港仔トンネルを経由して香港島北側へ抜けます。
トンネルを抜けると灣仔方面へ抜けるため高架道路を下ります。
程なくしてトラムなどの走る軒尼詩道へと入ります。
しばらくはトラムと並走したり、少しだけトラムの走っていない道に入ったりして、灣仔、金鐘エリアを通過していきます。このエリアにもバス停が多くあり、降車していく乗客が多いです。
近代的なビルが増えてくると、バスはまもなく中環に到着となります。
そしてバスは利東邨から約35分で終点の中環(交易廣場)バスターミナルに到着。
中環(交易廣場)はMTRの中環駅にも香港駅にも近い立地で、またスターフェリー乗り場にも連絡橋でアクセスできるため乗り換えの利便性がとても高い場所と言えます。