ベトナム航空VN320便 ホーチミンシティ→大阪(関西) (エアバスA350-900型機搭乗記) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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ベトナム航空VN674便 クアラルンプール→ホーチミンシティの続きです。

 

 

ホーチミンシティ・タンソンニャット国際空港に到着後、乗り継ぎ用の専用通路を通過して搭乗側のゲートへと移動します。

乗り継ぎ用の専用通路でクアラルンプールで発券されたホーチミンシティ→大阪間の搭乗券を提示し、手荷物のX線検査を受けるとベトナムへ入国することなく搭乗側のゲートへ直接移動することができます(乗り継ぎ便の搭乗券がない場合は専用通路横の乗り継ぎ用のカウンターへ向かう必要あり)。通路はひとつしかありませんが、あまり混雑はしていませんでした。

搭乗ゲートを先に確認し、搭乗開始まで3時間ほどあるため時間をつぶします。

 

 

ホーチミンシティからは0時台に名古屋、東京(成田)、そして大阪(関西)と、まとまって日本行きのフライトが運航されています。ベトナム航空だけでなく、日系の航空会社もやってきていました。

 

 

せっかくベトナムへやってきているので、上の階にあるフードコートで本場のフォーを味わってみることにしました。

フォーとは平打ちの米粉麺で、これをあっさりとしたスープに入れた汁系の麺料理となっています。

機内食を食べたばかりでしたが、野菜や牛肉の入ったフォーはとてもやさしい味でとても食べやすく、フライト前にちょっと食事がしたいという時にはピッタリのメニューです。こちらのお店ではデェフォルトでサラダもついてきます。

但し、パクチーが非常によく効いていますので、苦手な方は十分ご注意ください。

この時はベトナムドンの持ち合わせはありませんでしたが、ホーチミンシティ・タンソンニャット国際空港の出国エリアにある各店舗ではアメリカドルでの支払いが可能で、一部のお店ではアメリカドルの表記がデェフォルトとなっている所もあります。

このフードコートにはバーガーキングやコーヒーショップもあります。飛行機がよく見える窓側の席もあり、待ち時間に一休みするには最適の環境です。空港内はフリーWiFiも完備されていますので、ネット環境も整っています。

 

 

食事を終え、飛行機の写真なども撮り、搭乗時間も近づいてきましたのでゲートへとゆっくり移動することにしました。今回搭乗する便は26番ゲートより出発です。

搭乗開始の1時間ほど前でしたが、既に多くの乗客が搭乗開始を待っていました。

 

 

ホーチミンシティからはベトナム航空のVN320便を利用して大阪関西空港へと向かいます。

ベトナムから大阪へのベトナム航空便はハノイ発、ホーチミンシティ発共に深夜便となっており、ホーチミンシティ発は0時過ぎに出発し、大阪へは7時過ぎに到着するスケジュールです。

ベトナムと日本の間には2時間の時差があり、約5時間ほどのフライトとなります。

この時のVN320便にはベトナム航空の最新型機材のひとつであるエアバスA350-900型機が使用されていました。行きと帰りでベトナム航空のボーイングとエアバスの両方の最新型機材に乗れた形になりました。

 

 

座席は3列+3列+3列の9列配置です。座席は枕つきでゆったりとしており、長時間のフライトでも快適に過ごせます。今回は長時間の深夜のフライトということで、トイレにも行きやすい後方通路側の座席を指定しました。

尚、この日のVN320便大阪行きのフライトはほぼ満席で、6~7割程度の乗客が日本人という状況でした。お隣の方と色々お話しすることができましたが、搭乗日は大学生の夏休みのシーズンで、サークルの旅行などでベトナムへ行く学校が多く、ホーチミンシティは日本人の若者が多かったとのことです。

 

 

各座席には個別モニターが設置されており、映画やゲームを楽しむことができます。ヘッドホンは座席前のポケットに用意されています。

モニターにはUSBの充電ポートが完備されているほか、足元には電源コンセントも設置されています。

 

 

各座席には枕とブランケットの用意もありました。

ブランケットは袋に入れられており、清潔なものが用意されています。

 

前ポケットにはベトナム語、英語、日本語で書かれた機内誌のほか、免税品の紹介や機内エンターテイメントの説明もあります。

 

 

映画の紹介ページなどを見てみました。「私の愛するサイゴン」などベトナム映画が充実しているのもベトナム航空の特徴ですが、客層が日本人の若者中心ということで、回りの方々の多くは「君の名は。」を観ておられました。

 

私は深夜のフライトということで、大人しくフライトインフォメーションなどを見ていました。

ホーチミンシティから大阪へのフライトはこのような経路で飛行します。

 

 

ドアクローズ後、恒例のおしぼり配布が行われ、その後に機内安全設備の説明ビデオが放映されます。

また、大阪行きでは機内アナウンスは日本人乗務員による日本語アナウンスも都度行われていました。

 

この日はホーチミンシティからの出発便が通常よりも集中していたため滑走路が大変混雑しており、搭乗後に飛行機がゲートにて20分ほど待機して出発となりました。

出発してすぐに機内は消灯され、深夜の飛行中はずっとこの状態となっていました。

手元に明かりが必要な場合はその都度読書灯を使用する形になります。

 

離陸ししばらくすると機内食や飲み物などのメニューが配られます。

 

 

飲み物は往路とおおむね同じメニュー、機内食は翌朝に朝食が配られます。

朝食は和食と洋食から選択できるようになっていました。

 

 

その後、ナッツと飲み物のサービスがやってきます。

深夜便ということでお休み中の人にはサービスは省略され、サービスを受けている人はあまり多くありませんでした。もちろん、目覚めた際に客室乗務員に声をかけてサービスを受けることも可能です。

この時は飲み物はアップルジュースを選択しました。

 

 

せっかく後部の通路側を指定したので、最後部のギャレーを通り抜けてトイレに行ってみました。

ギャレーには深夜帯は烏龍茶が用意されており、乗客がいつでも飲めるようになっていました。

 

トイレには歯ブラシ、カミソリ、紙コップも用意されており、エコノミークラスでも充実したアメニティが提供されています。

 

 

その後一寝入りして目覚めた頃には飛行機は台湾の上空を通過したところでした。

この頃になると日も昇りはじめ、まもなく機内の蛍光灯もつけられました。

 

 

鹿児島上空に差し掛かる頃、朝食の機内食が配られました。

今回は興味があった和食を選択してみました。メインはエビの煮つけとご飯、サイドは野菜のあえ物にしば漬け、そしてパンとフルーツでした。フルーツにはドラゴンフルーツも入っており、東南アジアの航空会社らしいメニューであると感じました。

味の方ですが、日本で食べる本場の和食料理に劣ることのないクオリティの高さで、ベトナム調製の和食とはいえ侮れないと感じました。メインのエビの煮つけもしっかりとした味付けでご飯もふっくらとしており、野菜もしっとりとした新鮮な感じで全て美味しくいただきました。

 

お隣の方のご厚意で洋食の方も撮影させていただきました。

こちらはビーフの麺料理がメインで、副菜はないですが代わりにヨーグルトがついています。

 

食事を終えて一休みしていると飛行機はもう四国の上空を過ぎていました。まもなく関西空港へ着陸です。

 

 

そしてホーチミンシティから約5時間のフライトで関西国際空港に到着。

ホーチミンシティを離陸するのが20分ほど遅れましたが、関西空港への到着はほぼ時間通りとなりました。

初めての深夜便でしたが、最新の機材ときめ細やかなサービスのおかげでのんびり快適に過ごすことができました。

 

 

関西空港到着後は一休みするために第一ターミナルの2F北にあるKIXエアポートラウンジに入りました。

こちらはオープン席や個室タイプの席を備えたネットカフェとなっており、ドリンクも飲み放題です。部屋代は決して安くありませんが、KIX-ITMカードの所持者はルーム料金が半額となります。

KIX-ITMカードを持っていると関空発着のフライトでポイントも取得でき、関西空港や伊丹空港の施設で割引の特典が受けられます。無料で作れますので関空をよく利用する方にはおすすめです。

 

KIXエアポートラウンジにはシャワールームもあり、ラウンジ利用の場合は追加料金310円で、ラウンジを利用しない場合でも510円で利用することができます。

東南アジア線は深夜便も多く、フライトの前後に汗を流したいという方にはおすすめです。