台北動物園~基隆間の高速バス1558路の運行事業者が変更 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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お待たせしました。今回から今年秋に取材した台湾の分の情報を配信します。

まずは高速バス路線の運行事業者変更の話題です。

 

台北動物園と基隆駅の間を運行していた福和客運の高速バス1558路ですが、10月20日の最終便を持って同社が運行を終了することを発表しました。

運行終了の告知が終了日数日前ということもあり、通勤での利用者などには大きな衝撃が走り、そのクレームは公路客運總局へも届く事態へと発展しました。

事態を重く見た公路客運總局は他のバス事業者への交渉へ走り、最終的には10月21日以降は國光客運、首都客運、基隆客運の三社共同で運行を引き継ぐことを決定、本数も現状維持となりました。

 

 

福和客運では主に路線バス型のトップドア車両を使用して1558路を運行していました。

同社は利用者の間からはあまり評判はよくなく、年式の新しい車でも清掃が行き届いていなかったり、ICカード「悠遊カード」への対応が台北エリアでは特に遅い事業者でもありました(現在は高速バス各路線で使用可能に)。

1558路の運行終了後も他の高速バス路線2路線を運行していますが、台北市政府~基隆間では他社の路線に押されている印象もあります。

 

10月21日以降にバス停ポールに掲げられている1558路の路線図です。

路線ルートや停車するバス停に変更はありませんが、運行する事業者が基隆客運、國光客運、首都客運の連名へと変わっています。悠遊カードやiPASSカードなどのICカードもこれまで通り利用できます。

基隆駅前のバス停については従来の福和客運のバス停の位置と変更はありません。このバス停は地上時代の基隆駅の駅舎から歩いてすぐの場所で、かつてはアクセスが良い場所でしたが、基隆駅が地下化された後は新しい駅舎からやや遠い場所になってしまいました。

運行に國光客運が加わったことで、今後、新たに建設されるであろう基隆駅前の同社バスターミナルへの乗り入れが実現することを期待したいところです。

 

運行事業者変更後の1558路はいずれも4列シートのハイデッカー車を使用しての運行です。

特に國光客運の運行便はUSB充電ポートを装備した新しめの車両が使用されますので、設備面では大きくグレードアップしたようにも感じました。

 

1558路の乗車レポートについては今後掲載する予定です。

 

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