屏東客運 東港站(東港バスターミナル) | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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中南客運9127路 建國站→屏客東港站の続きです。

 

 

屏東縣東港鎮の中心部にある屏東客運の東港站(東港バスターミナル)です。

こちらからは屏東縣内を運行する路線バスが発着しています。かつては鉄道も通っていた東港ですが、現在は廃止されてしまったためにバスが唯一の公共交通機関となっており、地域の大切な足となっています。

 

 

バスターミナルの建物は大きな通り沿いに面しており、最初の写真でもわかるようにセブンイレブンと完全に一体化されています。

セブンイレブンの横には屏東客運の窓口があり、乗車券などの販売を行っていますが、12:00~15:00の間は昼休憩時間のようで訪問した際は無人でした。

セブンイレブンのイートインスペースはバスの待合スペースにも利用されています。

 

 

窓口の上には時刻表や運賃表が掲示されています。

こちらの窓口では屏東客運オリジナルのUSBメモリーも販売されており、台湾のお土産に最適です。

 

 

セブンイレブンを通り抜けるとバス乗り場へと出ることができます。

バス乗り場側は車庫にもなっており、屏東客運の車両が多く留置されています。

バスは発車の5分ほど前になると乗り場に前向きで据え付けられます。かなり前の方まで入ってきますので、バスが入線する際にホームの端まで出ると危険です。

ホームの奥にはトイレも完備されています。

 

乗り場の看板には「冷気車」の文字があります。台湾でまだ冷房のついたバスがメジャーでなかった頃に設置されたものなのでしょうか。

 

なお、高雄~大鵬湾間を運行する9127路、高雄~墾丁を運行する9117路も東港站を通りますが、バスターミナルの中には入らずにターミナル前の大通り上のバス停に停車します。

高雄行きはバスターミナルと通りを挟んだ向かい側のバス停に、大鵬湾、墾丁方面はバスターミナル併設のセブンイレブンの前に停車します。特に大鵬湾、墾丁方面のバス停ポールはバスの止まる場所とは少し離れた所に置かれていますので注意が必要です。

 

 

そしてバスターミナル内からは主に屏東行きと潮州行きのバスが運行されています。

元々鉄道が通っていたこともあり本数も多く、屏東行きは20~30分に1本程度、潮州行きは毎時1本程度は運行されています。

車両は台北地区の中古路線車のほか、自社導入のハイデッカー車両も使用されるため、どの車両が来るかは運次第です。

 

 

また、東港渡船頭より東港站を経て、大鵬湾、台鐵林邊駅へ運行する503路も運行されています。

平日は一日7本、土休日は一日12本(毎時1本前後)の本数で運行されています。

車両はマイクロバス、または中型ハイデッカー車が使用されており、マイクロバスの方は電気バスとなっているようです。

 

 

503路で使用される車両は東港站拠点で運行されているため、電気バスを充電するための設備も車庫内に設けられています。

 

※東港鎮内には東港火車站というバス停がありますが、そちらは廃止された鉄道駅跡です。バスターミナルへお越しの場合は屏客東港站もしくは東港站のバス停での降車となります。