今回は香港MTRの話題です。
昨年10月23日、MTR観塘線の油麻地~黄埔間が延伸開業しました。
僅か2駅のみの延伸ですが、これによって九龍エリアの鉄道の利便性が向上し、観塘線の運行体系が大きく変化しています。
観塘線の延伸区間は香港MTRでは珍しい右側通行にて運行を行っています。
また、黄埔駅の地下構造上の都合でホームが片面にしか設置できなかったため、朝夕ラッシュは黄埔行きと何文田行きが交互で運行されるようになっています。
終点の黄埔駅です。前述の通り、ホームは片面1線のみで、到着した列車はすぐに折り返していきます。
改札機や券売機は新型の物を設置しており、不慣れな乗客には係員が積極的に声をかけていました。
地上出口は複数あり、一部はバスターミナルに隣接しています。
黄埔駅の周辺にはイオンモールもあり、昼間は買い物客でにぎわいます。
続いて延伸区間の中間点にある何文田駅にやってきました。
何文田駅は相対式ホームとなっていて、黄埔方面と観塘方面で降りるホームが異なります。
観塘線は最も深い場所にホームが設けられており、二つ上の階には屯門方面の西鐵線と烏渓沙方面の馬鞍山線をつなぐ沙中線が乗り入れる予定となっています。
何文田駅の出口を出ると山の中腹のような所へ出てきます。
下へ下りるとホンハムの海底トンネル方面へ向かう道路付近に出ることができます。
また、エレベーターで山の上へと上がると新しくできた何文田駅のバスターミナルへとアクセスできました。
この二駅に隣接するバスターミナルについては、今後別記事にて紹介していきます。