今回は竹山からの復路のバスに乗車した際の話です。
竹山からは台中行きの9120路に乗車して戻ることにしました。
9120路は竹山と台中の間を全区間下道経由で結ぶ昔ながらの路線で、台中客運、彰化客運、員林客運、台西客運の4社によって共同運行されています。
しかし、運行会社によって乗り場の違う所があるなどするためか、各社のホームページには自社の運行分しか時刻表が記載されていないなど、共同運行にも関わらず共同運行らしくない一面も持ち、とても興味深い路線と言えます(言い方を変えると不親切とも言えますが…)。
今回乗車したのは員林客運の担当便で、竹山側の出発は員林客運の竹山站からとなります。
今回充当された車両は台北の首都客運グループからの移籍車両です。座席は着席定員を増やすためにほぼ全て交換されており、新しいリクライニングシートが装備されていました。
員林客運の公路客運(郊外線)では中扉は使用しないため、中扉は締切扱いとしていますが、埋められてはおらず、ポールで塞がれる程度に留まっています。
バスは竹山站を出発。3割程度の乗車率でスタートです。しばらくは竹山の市街地を走ります。車窓に見える石像などを気にしつつ、この先の風景に期待が膨らみます。
途中、一部の経路は高速バスの6188路と重複します。濁水の街なども通り、乗客の乗降がありました。
濁水から台中までは今度は總達客運の水里からの路線と一部ルートが重複します。このあたりはあちこちへ公路客運路線が走っていて、他社のバスとすれ違う機会も少なくありません。
そしてバスは南投に到着。ここでは彰化客運のターミナルには入らず、外にある路上のバス停にて客扱いを行います。確証はありませんが、もしかしたら彰化客運便は中に入るかもしれません。
南投から草屯に近づくに連れて、更に複数の事業者の路線との並行区間となり、車窓のバス停のポールの数が多くなってきます。このあたりまで来るとすれ違うだけでなく、他社のバスと並走するようなことも珍しくなくなってきます。草屯があちこちからのバスが集まる交通の要衝であることを実感させられます。
そして竹山から50分程度の所要時間で草屯に到着。今回はこちらでバスを降りました。
9120路はこの先中正路を経由して、更に40~50分かけて台中へと向かいます。