今日は台湾の高速バス路線の乗車レポートです。
以前、和欣客運の高速バスについては白金臥艙のシートの車両について紹介しましたが、今回は和欣客運の通常の2列シートである頭等商務艙を搭載した車両を紹介します。
和欣客運は台北や板橋から台南、高雄方面の路線のイメージが強いですが、板橋から台中干城站までの路線も運行しています。今回はこちらの路線を利用しました。
出発は板橋駅近くにある板橋客運站から。この日は平日でしたので板橋~台中間の運賃は280元(約980円)でした。同区間の國光客運の優恵票が170元であることを考えると少し高めの設定です。
切符は事前にセブンイレブンの端末で購入していましたが、一本早い便に間に合いましたので窓口にて変更してもらいました。台湾ではコンビニ券でも窓口で変更ができます。
直前に台南行きがあるため、バスは発車時刻直前に入線してきます。車両はこちらのハイデッカー車。荷物は地上係の方が親切にもトランクまで運んでくれました。
車内はこのような2列配置のゆったりシート。白金臥艙よりは多少劣るかもしれませんが、1台あたり17~19名程度の定員で、ゆったりとした独立シートが並んでいます。横幅も広く、枕部分も好みの位置に調整ができますので、長時間乗車も快適です。
リクライニングやレッグレストの調節は全て電動で、手元のパネルで行います。座席にはマッサージ機能も装備されており、同じくこちらのパネルで操作するようになっています。
肘掛内には毛布も用意されており、冬場でも冷房がよく効いた車内では嬉しいサービスですね。
映画などが楽しめる液晶モニターも全席に装備。ゲームソフトも入っていますので、コントローラーも用意されています。
トイレ近くにある冷蔵庫にはミネラルウォーターが用意されていて、自由に飲むことができます。
板橋客運站を出発したバスは中和交流道から北二高へ。その後、國道2号、中山高を経由して南下します。
途中、中壢交流道で一旦高速を下り、和欣客運中壢站に停車し乗車扱いを行います。
中壢からも中山高を南下し、中清交流道より台中市内へ。台中市内では途中、港尾站、朝馬轉運站で降車扱いを行います。朝馬轉運站では入れ替わりに乗車してくる人も目立ちますが、これは台南方面などからのバスが干城站まで行かないため、乗り継ぎ客に限り朝馬→干城間の乗車が可能になっているようです。
朝馬轉運站の次は干城站までノンストップ。台湾大道を進んでいきます。
そして板橋から2時間半弱程度の所要時間で終点の干城站に到着。
干城站は台中駅からは少しだけ離れていますが、台中市内の路線バスがICカード利用で10kmまで無料ですので、そばの市内線の干城停留所からバスで台中駅まで移動してもお金はかかりません。
※7504路の車両は現在は3列シート車両に変更されています。