城巴780特快線 中環碼頭巴士總站→柴灣(東)巴士總站 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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しばらく更新が空いてしまいましたが、再び香港やマカオなどに行っておりました。

今回は早速この度乗車した香港のバスの乗車レポートをお送りします。



今回のスタートは中環の碼頭バスターミナルから。スターフェリーやランタオ島方面のフェリー乗り場の正面にあるバスターミナルからは香港島の各方面へ向かう路線が出ています。

そんな中で、今回は中環と柴湾東を結ぶ780特快系統に乗車します。

柴湾東の回でも簡単に紹介した系統ですが、灣仔から筲箕湾までを高速経由で運行し、柴湾へと運行する速達路線となっています。運行は城巴(シティバス)の単独運行で、もちろん二階建てバスが使用されています。


 

始発からはガラガラなので、せっかくですから二階最前列へ着席しました。

二階席の車内は2列+2列のシートがずらりと並びます。城巴は中長距離の路線が多いためか、座席は基本的にハイバックシートが主体。40分程度の路線でも快適に過ごせるのはよいですね。

高速道路を走る系統ですが、香港では最前列等を除き、着用義務の適用外になっています。


 

中環碼頭を出ると海から離れ、香港駅手前の交差点を柴湾とは逆の方向(西向き)に曲がります。

780系統は中環周辺のルートが少々複雑になっており、しばらくぐるぐる回ります。


 

しばらく西向きに走り、香港駅の西側で道路のガードをくぐり、香港駅の南側を走る道に出ます。



そして先で更に南向きに進路を変えて細い道に入り、港島線の真上を走る道路へ出ます。



そして港島線の真上を走る道路に入り、東向きへと進路を変え、これで柴湾へ向けて進行していく形になります。この道路は多くの路線バスやトラムも走る中環の繁華街に位置し、ここまでの複雑な経路はこの道路沿いで乗客を拾っていくのが目的のようです。



そしてバスはしばらく港島線の真上を走り、沿線で乗客を乗せていきます。灣仔に至る頃には多くの座席が埋まるくらいの混雑になっていました。



そして灣仔碼頭で高速に入る前の最後の客扱いを行います。


 

そして灣仔北のバスターミナル横を素通りし、高速へ向かうアプローチへ。

このあたりはMTRの新線の工事が進んでおり、道路や灣仔北のバスターミナルは仮設の状態です。



そして維園道入口から東区走廊(高速道路)へ入ります。


 

この道路は北角付近はずっと海沿いを走るため昼も夜も眺めがよく、特にバスの二階席からの眺望はとても素晴らしいです。ぜひ最前列や海側の座席に座って楽しんでみてほしいと思う区間です。



石澳出口で高速道路を下り、ここからは下道経由で柴湾を目指します。


 

高速を下りると突然勾配のきつい道路に差し掛かり、二階建てバスはエンジンを唸らせながら慎重に上り坂を進んでいきます。東區醫院では多くの乗降があり、病院への通院利用が多いのはどこの国も同じですね。



峠を越えて山を下ると柴湾の街へ。この付近は小西湾などへ向かうバスも多く、多くの路線バスが連なって走っています。



小西湾などへ向かうバスより一足先に大通りを離脱し、バスは中環から約40分で柴湾東バスターミナルに到着します。

前にも紹介したように、柴湾東は一休みしたりする場所はありますが基本的に住宅地などの中なので、飲食店などを探す場合はここでバスを乗り換え、バスターミナルから出る82系統や、大通りを走るバスなどで小西湾へ向かうのがよいです。


780系統に全区間に渡って乗車してみましたが、街中から高速、そして峠越えと、移り変わる風景を見ていると全く飽きる事のない路線であると思いました。小西湾へ向かう788系統より高速を走る区間が短く、その分沿線風景の変化には富んでいると言えそうです。

利用者は柴湾などの住宅地に住んでいる通勤、通学客や柴湾周辺の工場通勤者といった感じですが、観光客が利用しても楽しめる路線ではないかと思います。ふらっと路線バスに乗っての旅はいかがでしょうか。