和欣客運・中鹿客運 干城站 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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干城のバス乗り場をさらに紹介します。


 

總達客運の乗り場の近くにこちらの乗り場もあります。こちらは和欣客運と中鹿客運の干城站。

この二社は同じ系列であることから同一の乗り場を共用しているようです。

ここからはふたつの行先のバスが出ていますので、紹介していきます。


 

まずは和欣客運。ここから出る和欣客運の路線は台中と台北の板橋を結ぶ7504系統のみです。

台北や高雄方面は國光客運や統聯客運が立地条件の良い乗り場から路線を出していますので、板橋発着の路線の運行という形で差別化を図っているような感じですね。ただ、本数はあまり多くなく、利用者も他社路線に比べると少ないように感じられました。逆に言えば、他社の台北方面行きの路線が混雑していても、こちらの路線なら空席がある可能性もありますね。

和欣客運は豪華な設備が売りですが、こちらの路線でも2列独立シートの車両を投入しています。パーソナルテレビもつき、他社の路線よりも設備は非常に良いです。

年式によって車両の見た目は様々ですが、設備面では大差はないと思われます。


 

続いて中鹿客運の路線。こちらも一路線のみの運行です。こちらは台中と鹿港を結ぶ9018系統を運行しています。

鹿港へは彰化客運が下道経由の路線を運行していますが、中鹿客運は朝馬を経由の上、台中~彰化間を中山高速公路経由で運行します。

干城~鹿港までは1時間少々の所要時間となっており、速達性は非常に高いと思います。

本数は20~30分間隔で、基本的にご覧のようなマイクロバスで運行されています。短距離とはいえ、マイクロバスで高速を走る路線というのもなかなかシュールですね。



この日は週末でしたので鹿港行きも増便が出ており、こちらのようなハイデッカー車両も使用されていました。

この車は仁有通運という貸切バス事業者が所有している車のようで、前面に台中-鹿港の行先を掲示していました。

その名前から仁友客運と関わりのある事業者であると予想しますが、仁友客運は中鹿客運の加盟するi-bus(台湾愛巴士)に加盟しているようなので、そのつながりでの応援なのでしょうか。

詳しいことはわかりませんが、台湾でも貸切バス事業者による受委託運行があるのですね。


干城から出る事業者の中でややマイナーな二社を見てみましたが、非常に便利な路線を運行しており、知っていると観光などにも役立つことばかりだと思います。

私もまだまだ知らないことが多いですから、台湾で様々な事業者や路線を見ていきたいですね。