彰化客運・員林客運 干城站 | 世界バス轉運站 -アジアの交通総合ブログ-

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しばらく外出続きで間が空きましたが、干城のバス乗り場を更に紹介します。



干城エリアの一番奥(北側)の方には、南投客運、彰化客運、員林客運の乗り場があります。

この三社は同じスペースを共有で使用している感じで、ポールも同じ場所に数本立っています。朝夕昼間を問わず、様々な行先のバスがここを始発として発車していきます。



待合室や窓口は南投客運が運営しており、窓口では南投客運が運行に関わる路線の切符などを購入することができます。彰化客運、員林客運の単独路線は恐らく乗車時に運転手から乗車券を購入することになると思います。



同じ場所には市内線のバス停もあり、市内線バスへの乗降扱いもここで行います。



南投客運の関わる路線は別記事で後に紹介することにして、今回は彰化客運と員林客運の単独路線を中心にいくらか紹介します。

まず彰化客運の路線。こちらは台中と鹿港を結ぶ6933系統。途中、彰化駅前も経由し、高鐵台中駅経由便とそうでない便をあわせて毎時1本程度が運行されています。全区間一般道経由ですが、主に高速型のハイデッカー車両が使用されています。



彰化客運の路線は高速型も路線型もごちゃ混ぜに運用されていることが多く、この路線も時々一般路線車が走っていることがあります。こちらがその様子。恐らく首都客運からの移籍車だと思われます。

中扉はきれいに埋められており、座席も増設されているようです。



続いては員林客運の路線。こちらは台中と王功を結ぶ6738系統。途中、高鐵台中駅、彰化駅前、渓湖、二林を経由します。渓湖は砂糖作りで有名な所で、サトウキビを運搬するトロッコを活用した観光列車などが運行されているようですね。台中からは日に数本しか走っていませんが、員林まで行くと渓湖方面へはもっと本数があるようです。こちらも基本はハイデッカー車両での運行となっています。



このほか、員林客運は台中より西港へ向かう路線などを運行。本数は少ないものの基本的に下道路線で、車両はハイデッカーでの運行になっています。



こちらは台中と竹山を結ぶ9120系統。こちらは台中客運、台西客運、員林客運の運行する路線で、途中に草屯、南投を経由します。共同運行路線のはずですが、員林客運便は干城始発、台中客運便、台西客運便は台中駅前のバスターミナル始発で、各社のホームページには自社の運行する便の情報しか記載されておらず、イマイチパッとしません。

竹山へは台中客運の運行する高速経由の6188系統があり、そちらがメジャーのようですが…。


南投客運、彰化客運、員林客運の乗り場から出るバスも長距離を走る郊外線が中心で、この日も利用者が多い便が多かったことを見ると、昭和の下道路線が多かった日本と類似する光景なのかもしれないという感じもしました。私の生まれた頃にはもう下道路線はかなり衰退していましたが…。

台湾の郊外路線事情も厳しい所はあるようですが、ICカードの普及などで利便性の向上も図られていますし、これからも末永く健闘してほしいと思いますね。