♦1933年 アメリカ
♦監督:フランク・キャプラ
♦キャスト:メイ・ロブソン/ウォーレン・ウィリアム/ジーン・パーカー/ガイ・キビー/ネッド・スパークス/グレンダ・ファレルほか
♦あらすじ
ニューヨークでリンゴを売って暮らしている貧しい女アニー(メイ・ロブソン)。
彼女はやっとの思いで愛娘ルイーズ(ジーン・パーカー)をスペインへ留学させているのだが、ある日、ルイーズが婚約者である伯爵の子息を連れて帰国することに。
娘に恥をかかせたくないアニーは、仲間たちの協力を得て1日だけ上流階級の貴婦人を装うことになるのだが……。監督のフランク・キャプラは、後に「ポケット一杯の幸福」というタイトルで本作をセルフ・リメイクしている。
~映画.comより~
♦感想
大人のおとぎ話のようでした。
りんご売りの貧しいアニーは、ブロンクスのギャングや街の仲間たちになぜか慕われています。
口は乱暴だが、彼女からりんごを買うとギャンブルに勝つ!と信じるギャングの親分デイブ♠⬇
子分のハッピー役のネッド・スパーもクセのあるキツネのような顔でとても良い味😆
そしてアニー役のメイ・ロブソン❗
当時75歳…
みすぼらしいお婆さんが…
なんて上品なお婆さん💓
所作から言葉遣いまでインスタントで身につけ完璧な淑女に出来上がり🌹
娘や伯爵親子を騙せるか?
コミカルで、非常に良く出来た作品。
娘を思う母の情がシリアスでもあり、人情ドラマの醍醐味がありました。
アニーの夫役を引き受けるガイ・キビーも貧しい判事ながら上流階級の 気品とユーモアを感じさせる可愛い役者でした。
クラブ歌手のジーン・パーカーがまたイイ女💋🎵
フランク・キャプラ監督!
職人だなぁ…✨
“マイフェアレディ”と
“スティング”と
“ステラ・ダラス”を混ぜたような
肩の凝らない佳作。
30年代の映画だから、30年代ファッションもリアルで楽しかったです。