ふきのバセドウ病の定期検査の日
主治医の先生が退職されて
新しい担当医とは初対面だったのと
年1回の小児外科の診察もあったので
珍しくパパさんも一緒に。
色んな検査を効率的に廻れるよう
各課の看護師さんと打合せして
総合病院をアチコチ動くのは
意外と大変でしょー?と
パパさんに説明しながら
レントゲン室前に移動したところ・・・
なんと絶縁中の実両親に遭遇・・・
そしてなんと、なんと!
私の存在、忘れられられてたよっ
「え?どなたさん?」って
(認知症ではありません)
そして、ふきのことも、
ふきがダウン症もって生まれて
合併症も沢山あって
通院が必要なことも
全部きれいさっぱり忘れられてた
もうね・・・
私の判断は正しかったな~と
親と絶縁中と明かした時に
親不孝者だね~との
刺すような視線が注がれるたびに、
「親は親だよ」「意地はらないで」
と上から生暖かく諭されるたびに、
私が胸の痛みや後ろめたさに苦しんでいた一方
この人たちは自分たちのしてきたことや
私たちのことは
全く気にもしていなかったんだな・・・
あいも変わらず
目の前のふきの心配は全くせずに
自分たちのことばかり
延々と繰り返し話す様に
私は何を期待していたの?と。
少しでも同情した自分に、
病院にいる親を無視できずに
重い足を引きずって震える声で
声をかける決心をした自分に、
とことん毒親育ちが染みついてるなぁ
と情けなくて、泣けました
「(私の名前)だよ」→「え?」
「いや…娘の…2番目の子の…」→「え?」
「実の娘ですけど…」→「はぁ?」
この一連の様子を
お隣で聞いていた患者さんや技師さんは
絶対、何かの詐欺だと思ったよね?
対面版オレオレ詐欺?
ママを苦しめるものは
自分にとっても悪と感じるふき。
この異様な状況に戸惑っているふきが可哀そうで、
そしてさっきまで忘れてたくせに
思い出したら急に
「ふき~、じいちゃんだよ~」と
馴れ馴れしくしてふきを怖がられてるのに
腹が立って、さっさと切り上げて
その場を去りました・・・
救われたのはお姉ちゃんの反応。
その日の夜に事の次第を
お姉ちゃんにラインで報告した返信。
「やった方は覚えていない原理やん…」
「ママ頑張ったんに。可哀そう」
「またそれ(自分中心の話)されたん?」
「今に始まったことじゃないし」
「死ぬ死ぬ詐欺長いな・・・」
などとお姉ちゃんらしい
ひょうひょうとした相槌の最後に
「間違ってもママの親だから
あんま悪くは言いたくなかったけど
一緒にいてもママのためにはならなかったよ」
そして
「私たちを選んでくれてありがとう」
涙腺崩壊です~~~
その場を離れてすぐ
あまりの脱力感で
しゃがみこんで震えて泣いてる私に
「先に行ってようか?」と
廊下の隅に置いていこうとした
パパさんとは大違いです
思わぬことにお姉ちゃんとの絆を
再確認できたから・・・まぁいっか~
病院大好きなふき。
久しぶりの血液検査でしたが
いつもどおりに静かにすっと腕を出す様子に
新しい看護師さん
「あら、大丈夫なのね?」
いつもの看護師さん
「ふきちゃんは大丈夫です」
の恒例の流れも自慢げでした
「ちょんまげ?」と聞くと
「ちがう!しょーくん!」と・・・
キンプリ(今はもう違うけど)のしょう君が
ファンクラブ動画やインスタライブで
時々見せていた髪型です。
よく覚えているな・・・
ずっと憶えていようね