有酸素運動の種類
スロージョギングから最大限の効果を得るためには、正しい方法で行う必要があります。どのような方法がよいのか、スロージョギングを行う際の注意点について、詳しく解説します。

誰でも気軽に始めることができるスロージョギングですが、正しい方法で行わなければ、効果が薄れてしまいます。同じジョギングでも、スロージョギングと一般的なジョギングの間にはいくつかの点で違いがあるため、それらを意識しながら走るようにしましょう。
スロージョギングの定義
スロージョギングとは、パートナーと会話を交わしながらでも行えるほどの速度で行うスローペースなジョギングのことです。はじめは、歩く速度と変わらない時速4~5kmの速さでかまいません。慣れてくると、徐々にスピードアップして走ることが可能ですが、息切れしてつらく感じたり、筋肉痛になったりするようであればスピードを緩めて走るようにしましょう。
スロージョギングのやり方
スロージョギングは、酸素を使って脂肪をエネルギーに変換する有酸素運動であるため、持久力がつきやすく、スリムな体型を目指せるというメリットがあります。姿勢は、背筋をまっすぐに伸ばして肩の力を抜き、軽くひじを曲げます。歩幅が大きいと足に負担を掛けてしまいます。そのため、スロージョギングを行うときの歩幅の目安は、普段の歩幅の半分を意識して、リズミカルに走るようにしましょう。また、足のかかとから着地するのではなく、足の指の付け根前足部から着地することを意識しましょう。着地の際のひざへの衝撃を軽減して、足腰に負担を与えずに走ることができます。
スロージョギングと普通のジョギングは、速度や走法の点で異なります。走りながら笑顔が保てるほどのスローペースで行うスロージョギングに対して、ジョギングは時速7~9kmほどで行います。スロージョギングを行う際には呼吸法はあまり気にする必要はありません。基本的にはウォーキングよりも少し速いスピードで行いますが、前を走る人を追い越さないほどのゆっくりしたペースで走るように心がけましょう。
スロージョギングを行う際の注意点
スロージョギングでは、1日20~30分ほど行うことが好ましいとされています。長く走れば、それだけ体内の脂肪が燃えやすくなりますが、足腰を痛めることにつながるオーバーワークには注意してください。また、継続的に行うことで、大きな効果を得ることができますが、毎日行う必要はありません。週3日程度行うだけでも十分なダイエット効果や健康効果が望めるため、無理をせずに楽しんで続けましょう。