食欲を抑えるサプリメント
ストレスによる過食や生理前の過食を防止するためには、有効なサプリメント成分がいくつもあります。このページでは、主要なサプリメント成分について、それぞれの特徴を詳しく解説しています。
サプリメント成分で身体本来の働きを取り戻す
食欲は本来、必要なときに必要な分だけエネルギーを得るために存在するものです。ついつい食べ過ぎてしまうのは、単なる意志の弱さだけの問題ではなく、心身のバランスが崩れているときに起こるSOSのサインの可能性が考えられます。
サプリメント成分を摂取して健康を取り戻すことができれば、過食を防ぐことが可能です。ここでは、過食に有効なサプリメント成分についてまとめてみました。
心をリラックスさせるサプリメント成分
ストレスによる過食はついつい高カロリーなものを食べてしまいがちになり、リバウンドを起こしやすく悪循環に陥りがちだという特性があります。リラックスし、精神を落ち着かせることが過食を未然に防ぐ最善の対策です。
トリプトファン
トリプトファンは肉類や豆類などに含まれる必須アミノ酸です。精神を安定させる脳内物質であるセロトニンを生成してくれますので、心のバランスを安定させる効果があります。睡眠不足を解消するメラトニンも生成されるため、ストレスの軽減にも繋がります。
セントジョーンズワート
セントジョーンズワートは古くからヨーロッパで利用されてきたハーブの一種で、精神を安定させる効果が期待されています。セロトニンの再吸収を防ぐことで、脳内のセロトニンの量を保ち、気分の浮き沈みを少なくしてくれる可能性があります。
テアニン
テアニンは緑茶に含まれるうま味成分です。アルファ波を出して心をリラックスさせる効果が期待されていることで知られています。特に玉露や新茶に多く含まれていますが、お茶には興奮作用のあるカフェインも含まれていますので、効率的にテアニンを摂るためにはサプリメントを利用するほうが望ましいでしょう。
ホルモンバランスを整えるサプリメント成分
生理前になると過食になりがちという女性も多いことでしょう。これは、月経前症候群(PMS)の症状のひとつの可能性が考えられます。ホルモンバランスの乱れが原因ですので、サプリメント成分によって乱れたバランスを整えてあげることができれば、症状を緩和する効果が期待されます。
イソフラボン
大豆に多く含まれることで有名なイソフラボンは、女性らしさを司っているホルモンである「エストロゲン」と密接な関係にある可能性が考えられています。エストロゲンが少ないときにはその身代わりとして機能し、多いときには分泌量を抑制するという特性がある研究結果もあるようです。
チェストツリー
チェストツリーは昔からヨーロッパで「女性のためのハーブ」として利用されてきました。生理前になると増える「黄体ホルモン」に関係する成分であるため、女性特有の症状の多くに効果が期待できます。
食欲を抑制するサプリメント成分
食欲そのものを生理的に抑制する効果のあるサプリメント成分も存在しています。
ヒスチジン
ヒスチジンはカツオやマグロといった青魚に多く含まれる必須アミノ酸です。ヒスチジンが体内に取り入れられると、ヒスタミンを生成します。脳内のヒスタミン量が少ないと食欲が増し、反対に多ければ食欲が抑制されます。