超簡単ダイエット
ダイエットを始めようと思っても何から始めればいいのかわからないという人のために、簡単なダイエット方法について、解説します。今日からさっそく実践していきましょう。
何から始めればいいのかわからないという人におすすめのダイエット方法をご紹介します。また、ダイエットの基本となる新陳代謝についても、知識を深めておきましょう。
ダイエットの基本は基礎代謝を上げること
新陳代謝とは、呼吸をする、体温を保つ、心臓を動かすといったような、生命を維持するために欠かすことができないエネルギーのことを言います。たとえば、食事をした後に体が温かくなったように思うのは、体内で活発に代謝が行われている証拠なのです。そしてこの基礎代謝は、ダイエットと関わりが深いことが明らかとなっています。
簡単に始められるダイエット運動
基礎代謝は、男性の場合は18歳、女性の場合は15歳にピークを迎えます。そしてその後は、年を追うごとに低下し、中年太りを招くとされています。ところが、この基礎代謝は運動によって筋肉を鍛えることで高めることができます。なかでも有酸素運動が効果的です。
有酸素運動とは、筋肉を動かす際に酸素と脂肪を同時に消費するような運動を指します。一方、無酸素運動とは、短距離走などのように短時間で体に負荷をかけるような、筋肉を動かす際に酸素を消費しない運動のことを指します。有酸素運動としておすすめの運動は、ウォーキングやジョギング、水泳などです。
なお、これまでは、ダイエット効果を得るためには有酸素運動を20分以上続けて行うことが必要だと考えられてきていましたが、これは正しいとはいえないとされています。なぜなら、20分間の運動を1回で終えた場合と、10分ずつの運動に分けて行った場合とでは、ダイエット効果に差がないことが明らかとなっているためです。つまり、重要なのは1日に何分間の運動ができたかという総運動時間なのです。有酸素運動は1日60分を目標に行なうといいでしょう。
ただし、脈拍が110～129の範囲を超えるような激しい運動を行ってしまうと、これは無酸素運動を行っていることとなってしまい、効果が半減してしまいます。息が上がらない程度の負荷の運動を行うように心がけましょう。
食生活で気をつけること
食生活においてもダイエットを意識することは重要です。気をつけることは以下の通りです。
食べ過ぎ、飲み過ぎを避ける
1日に必要なエネルギーよりも食事で摂取するエネルギー量が多ければ、ダイエットはなかなか成功しないでしょう。そのため、食べ過ぎや飲み過ぎには控えるようにする必要があります。前日に食事を食べ過ぎたと感じる場合は、翌日の食事は少なめにしましょう。また、お酒には食欲を増進させる働きがあり、さらにお酒そのものにもエネルギーが含まれているので、飲み過ぎにも気をつけましょう。
1日3食食べるようにする
食事を抜けば体重が落ちると考え、食事を抜くダイエット方法を実践する人がいますが、これは逆効果であると考えられています。1日3食、きちんと食事をとっていない人の方が、体重が重いという傾向が高いことが明らかとなっているためです。そのため、ダイエット中は食事を抜くことなく、きちんと3食食べることを心がけましょう。また、1日3食のなかでも特に夕食は軽めを心がけるようにするといいでしょう。
生活習慣を少しだけ見直すことが大切
毎日の生活で車に乗ってばかりであまり歩くことがない、ストレスが常に溜まっているように感じるといったような状況であれば、生活習慣の改善も必要であるといえます。
理想は毎日60分程度の運動を行うことですが、それが難しい場合は、エレベーターを使わずに階段を使う、テレビをみながら腹筋運動をする、電車やバスは座席に座らないといったことを心がけ、エネルギーの消費を促すといいでしょう。また、ストレスが肥満の要因となる場合もあるため、十分な睡眠をとる、リラックスできる時間を確保する、趣味を楽しむといったことでストレスを発散することも重要です。いつもと違う遠くのお店まで買い物に行く、一駅を歩いて出勤する、子供と体を動かして遊ぶといったことは、運動できるうえ、気分転換にもなるのでおすすめです。これらの行動を日々心がけることができれば、ダイエット効果も自然と高まり、成果が目に見えるようになるでしょう。
今日からすぐに始められるような、具体的なダイエット方法をいくつかご紹介しました。すべて最初から実践することは難しいかもしれませんので、簡単だと思えることから始めてみるといいでしょう。決して食事を抜いて空腹をひたすら我慢するなどといった健康的とはいえないダイエットは行わないよう、気をつけてください。一時的に体重が減ることはあっても、あなたの健康に悪影響を及ぼす危険がとても高いと考えられます。ダイエットは健康的に行うことが鉄則だといわれています。