野菜・野菜スープ・味噌汁
ダイエットとしてはお手軽な部類の、野菜ジュースダイエット。どんな野菜ジュースがいいの?どれぐらい飲めばいいの?そんな疑問にお答えします。野菜ジュースダイエットの効果を検証します。

野菜ジュースダイエットのやり方
スムージーダイエットとともに、近年大人気の野菜ジュースダイエット。やり方は非常にシンプルで、朝、朝食の前に200mlの野菜ジュースを飲むだけです。
市販の野菜ジュースでも代用できますが、手作り野菜ジュースには、市販の野菜ジュースでは摂りにくい食物繊維が豊富に含まれています。また、新鮮な野菜を摂取できる、自分の気分や体調に合わせて配合する野菜を変えられるなど、魅力がいっぱいです。
ミキサーで簡単に作れますので、野菜ジュースダイエットにチャレンジしたい方は、購入を検討するのもよいでしょう。その際、一人分の量を作るのであれば、小さめのミキサーの方が使い勝手がよいです。
野菜ジュースダイエットにおすすめの野菜・果物
基本的には、生で食べられる野菜であれば、どんなものでも使用可能です。冷蔵庫にある野菜をミキサーに入れて、スイッチを押すだけです。
体質によって選ぶなら、便秘改善には食物繊維の多いもの、美肌を目指すならビタミンCやトマトのリコピンなど抗酸化物質の多いもの、冷えを改善したいなら体を温める作用のあるものを選ぶとよいでしょう。
ダイエットに役立つ野菜ジュースの効果とは?
ある研究の結果、食前に200mlの野菜ジュースを飲むことで食後の血糖値の上昇が抑えられることがわかりました。特に食事の30分前に飲んだときに高い効果が見られたと報告されています。これは、多くの野菜には食物繊維やクエン酸のような血糖値の上昇を抑える成分が含まれているためだと考えられています。
血糖値の上昇はメタボリックシンドロームや肥満と密接に関係しています。そのため、血糖値の上昇を抑えるとされる野菜ジュースは、ダイエットに効果的だと言えるのです。
野菜ジュースダイエットを飲むだけで本当に痩せる?
他のダイエット方法にも共通しますが「野菜ジュースを飲むだけで痩せる」ということはありません。あくまで、不足しがちな野菜を摂取して身体全体の健康度を高めたり、食前に飲むことで食べ過ぎを防ぐといった、間接的なダイエット効果となります。
そのため「毎日野菜ジュースを飲んでいるから」と安心して食べ過ぎれば太ってしまいますし、野菜ジュースに頼ってその他の食事を疎かにすれば、必要な栄養が不足することになります。
野菜ジュースダイエットの注意点
(1)作り置きはNG
手作り野菜ジュースの作り置きはあまりおすすめできません。酸化して風味が落ち、変色し、野菜がジュースの中で分離するといったことが起きます。
(2)体調や体質によっては野菜ジュースが合わないことも
胃腸が特に弱い人は、食物繊維の摂り過ぎで下痢や便秘を起こすことも考えられますので、最初は少ない量から始めるのが安全です。
(3)果物は適度に配合
果物をたくさん混ぜすぎると果糖の摂り過ぎになるおそれがあります。
果糖は血中の中性脂肪を増加させる作用が糖の中でも強いですし、何より糖分の摂り過ぎになるおそれもあります。したがって、果物の入れすぎには気をつけた方がよいでしょう。
(4)野菜の残留農薬がガンの原因に?
イギリスではガン患者の増加の背景に、野菜の食べ過ぎがあるのではないか、という説が話題になっています。
その理由は野菜に使われている硝酸塩という農薬に原因がある可能性があるとして、イギリスのグラスガウ大学のマッコール教授が率いる研究チームでは、どれだけの農薬が野菜と果物に含まれるのかを調査し、ガンとの関連性を現在調べています。
野菜を使用する前には、なるべく有機栽培されたものを選ぶようにし、そうでないものを使う場合は、よく洗って残留農薬を摂取しないように注意することが必要です。