野菜・野菜スープ・味噌汁
2012年2月10日、京都大学の研究チームはトマトに含まれる物質(13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸)に血液中の脂肪増加を抑える効果があることを発表。そこから一大ブームとなったトマトダイエットを、解説します。

トマトダイエットの効果って?
京都大学の河田照雄教授らの研究チームは、肥満から糖尿病になったマウスの血液中の脂肪増加を、トマトに含まれる成分「13-オキソ-9,11-オクタデカジエン酸」が抑えると発表しました。
このことから、トマトを食べることによって、肥満や脂質異常、脂肪肝を改善する効果があるのではないかと言われ、その効果を期待して生まれたのがトマトダイエットです。
どれくらいトマトを食べればいいの?
マウスに与えた成分を人間の体重に換算すると、毎食トマト2個、あるいはトマトジュース1杯を摂取すれば良いと言われています。
ただし、市販のトマトジュースには塩分を添加しているものがあり、塩分の摂り過ぎになるため、トマトダイエットには不向きです。ジュースで摂取するなら、塩分を加えていないものを選ぶか、ジューサーを使って手作りのトマトジュースを飲むのが望ましい方法です。
トマトさえ食べてれば、あとは自由にしていいの?
「トマトを食べているから暴飲暴食して良い」というわけではありません。
あくまでトマトダイエットの効果は補助として考え、きちんと栄養バランスの取れた食事を摂り、適度な運動をすることがダイエット成功への近道です。
トマトダイエットに向いているレシピは?
トマトダイエットは、毎食2個のトマトを摂取しなければならないため、どうしても飽きがきやすいダイエット方法です。
手軽にアレンジできるレシピには、以下のようなものがあります。
- 焼きトマト:フライパンでトマトを焼き、少量の塩とレモン汁で味付けをする。
- トマトスープ:トマトを細かく刻み、スープの素と共に鍋で煮る。トマトリゾットにアレンジしてもOK。
ポイントは、付加するカロリーを最小限にすることです。トマトを使用しているからと、油断して高カロリーの料理にしてしまうと、「かえって余分なカロリーを摂取して太ってしまった」ということになりかねません。