寿命が縮むって本当?炭水化物抜きダイエット | h4z3f2のブログ

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食事制限ダイエット

 

ローカーボダイエットとも呼ばれ、その効果は絶大だということでダイエットマニアの間で注目を集めている炭水化物抜きダイエット。炭水化物抜きダイエットの効果や安全性を検証します。

 

炭水化物

炭水化物抜きダイエットとは?

炭水化物抜きダイエットは、その名前の通り炭水化物の摂取を極限まで抑えるというダイエット方法で「ローカーボダイエット」「低炭水化物ダイエット」や「アトキンスダイエット」などとも呼ばれています。

 

イギリスの医師、ロバート・アトキンス氏が考案・提唱したダイエット方法で、一般的に1日に200~300g摂取する炭水化物を20~40gに制限します。

 

炭水化物を制限すると血液中の糖分(血糖)が不足するため、人間の体内では脂肪が分解されたケトン体をエネルギーとして使うようになるといわれています。このように、糖質の代わりに脂肪をエネルギーとして使わせるようにすることで減量を行う、というのが基本的な理論です。

 

ごはんやパン、イモ類、果物、お菓子類など、炭水化物や糖分の多い食物を摂らないように制限します。その代わり、おかずや野菜は無制限に食べてOK、というのが基本ルールです。

賛否両論!炭水化物抜きダイエットは危険?

基本的に炭水化物は「三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)」の1つであり、健康を維持する上で適切な摂取が求められます。その炭水化物を極端に制限するダイエット法である炭水化物抜きダイエットは、栄養学的には決して勧められるものではありません。

 

科学誌「PLOS ONE」に発表された厚生労働省の研究班の調査結果では、炭水化物の摂取が長期に渡って少ない人は、多い人よりも死亡率が高まる可能性があると発表しています。

炭水化物抜きダイエットが向いている人

しかし以下のようなタイプの肥満の人たちには、炭水化物抜きダイエットは健康上でも有効である可能性が考えられます。

  • 「炭水化物依存症(炭水化物中毒)」で、炭水化物の無制限な摂取によって糖尿病の発症のリスクが高い人
  • インスリンの分泌が多く、炭水化物などの糖質を摂取すると脂肪に変わりやすく、効率的に血糖がエネルギーとして使われない人

炭水化物、特に精製された穀物や砂糖のようなものを摂取すると血糖値が急激に上昇し、インスリンという血糖値を下げるホルモンが大量に分泌されます。

 

インスリンは余分な血液中の糖分(血糖)を脂肪として蓄えさせることで血糖値を下げますので、インスリンが分泌されやすいことが肥満の原因となっている人については高い効果が認められます。

炭水化物抜きダイエットを行う場合の注意点

上述の通り、炭水化物抜きダイエットは炭水化物依存症で糖尿病のリスクが高い人や、インスリン値が高く炭水化物を摂取すると脂肪が溜まりやすい人に適したダイエット法です。

 

低炭水化物ダイエットはタンパク質や脂質に対しては制限を設けていませんが、脂質代謝の悪い人が動物性脂肪などを過剰に摂取すると、逆に内臓脂肪や皮下脂肪が増えたり悪玉コレステロール値が上昇するなど、健康リスクが高まる可能性があります。