二の腕ダイエット
エクササイズや運動をしてもなかなか二の腕が細くならない時は、あわせてマッサージも行うとよいでしょう。エクササイズで二の腕が細くなりにくい原因から、二の腕を細くする効果的なマッサージについて、詳しくお伝えします。

食事制限をしても、二の腕に効果的といわれるエクササイズをしても、なぜか二の腕が細くならない…。このような場合は、脂肪やたるみ以外の原因が隠れている可能性があります。二の腕が細くならない原因と、その解消に効果的とされるマッサージ法をご紹介します。
なかなか二の腕が細くならない…その理由は?
二の腕は、もともと痩せにくい部位です。しかし、ダイエット(脂肪の燃焼、蓄積予防)やエクササイズ(筋力アップ)で細くすることができないわけではありません。これらを一生懸命行っているのに、一向に二の腕が細くならないという場合は、セルライトが邪魔をしている可能性があります。
二の腕の外側の筋肉である上腕三頭筋は、普段の生活ではあまり使われることがありません。そのため、筋肉が衰えて脂肪になりやすいだけでなく、老廃物を運ぶリンパの流れも滞りがちになります。
排出されずに溜まった老廃物と脂肪細胞がくっつくと、セルライトが形成されます。セルライトは、放っておくと老廃物を溜めこんでどんどん肥大化し、それにともない二の腕もどんどん太くなっていきます。また、腕を絞ってみなくてもわかるくらい、皮膚が凸凹になることもあります。
一度できてしまったセルライトは、時間が経過してもなくなることがなく、食事制限やエクササイズでも解消されることはありません。のみならず、セルライトが蓄積されて硬くなった腕には、エクササイズ効果が出にくくなるという弊害もあります。ダイエットやエクササイズの効果が出にくい原因がセルライトにあると言えるのは、このためです。
二の腕を細くするマッサージ
セルライトによる二の腕太りを解消するには、マッサージが効果的です。脂肪の塊をマッサージでほぐしてあげることで、解消につなげるのです。マッサージは、リンパの流れに沿って行うと効果的。老廃物の排出を促すことにもつながるので、予防にもなり一石二鳥です。
マッサージは、体を温めてから行うことがポイント。冷えると代謝が悪くなるので、リンパの流れが滞りやすくなります。入浴中やお風呂上がりなど、代謝がよくなった状態で行いましょう。
それでは、セルライトの解消効果が期待できるマッサージの方法をご紹介します。下記の手順で行えば、効果がより高まるでしょう。
ワキの内側をさする
(1)ワキの下に人差し指から小指までの4本の指を当てて、ゆっくり5秒間押します。
(2)マッサージする側の腕をまっすぐ上げ、反対の手のひらで、手首からワキの下に向かって腕の内側を手の平で5回さすります。
体の側面をさする
(1)ウエスト部分の脇腹に4本の指を当て、ゆっくり5秒間押します。
(2)マッサージする側の腕をまっすぐ上げ、反対の手のひらで、手首から腕の内側、体の側面に沿って(ウエストまで)手の平で5回さすります。
腕全体を圧迫して流す
(1)4本の指で、ワキの下をゆっくり5秒間押します。
(2)マッサージする側の腕を体の前にまっすぐ伸ばし、手首からワキに向かって、少しずつ移動させながら、反対の手でつかんで圧迫するように5秒ずつ下から上に向かって押し上げていきます。
(3)次に、マッサージをする側の腕をまっすぐ天井に上げ、反対の手で手首をつかみます。
(4)手首に反対の手の平を添え、ワキの下にむかって腕の内側を手首から脇の下に向かって5回さすります。
腕の外側をさする
(1)マッサージする側の腕を、手の甲を上に向けて体の斜め前に下ろし、親指と4本の指でワキをつかみ、持ち上げるようにしてワキの下を5秒間押します。
(2)腕の外側(ヒジ側)の親指、中指、小指のラインを、手首からワキの下に向かって、反対の手のひらで下から上に向かってそれぞれ親指で5回さすります。
すべて、反対の腕も同様に行ってください。
リンパマッサージはツボや経絡も刺激するので、リンパの滞りやセルライトの解消効果だけでなく、内臓の調子を整える効果も期待できます。日常生活にとり入れて、二の腕だけでなく、体全体のキレイを目指しましょう。
セルライトが解消すれば、ダイエットやエクササイズ効果も出やすくなります。二の腕の硬さが解消されてきたと感じたら、引き締めるトレーニングなどもあわせて行うと、より美しい二の腕につながるでしょう。筋肉量は代謝とも比例するので、冷えにくく脂肪を燃焼しやすい体作りも期待できますよ。ぜひ、試してみてください。