善玉菌の体に与える効果 | h4z3f2のブログ

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腸内環境を整えてくれる善玉菌は、健康によさそうなイメージがありますが、具体的にはどのような働きをするのでしょうか? 美容や健康にも大きな影響を与える善玉菌の働きを、紹介します。

 

ヨーグルトなどの宣伝で耳にすることの多い「善玉菌」。なんとなく体によい、ということは知っていても、具体的にどのような働きをし、どのような効果があるのかを知らない人も多いのではないでしょうか。ここでは、善玉菌の具体的な効果について解説します。

腸内の環境を正常化する

腸内には、健康によい作用のある善玉菌のほか、健康を阻害する悪玉菌、善玉菌か悪玉菌の勢力が強い方になびく日和見菌が存在します。悪玉菌は、脂質やタンパク質の多い食事、便秘、ストレス、不規則な生活などが原因で増えていきます。乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、腸内で乳酸や酢酸などの有機酸を作って腸内を酸性にすることで、この悪玉菌の増殖を抑えます。善玉菌は、腸の運動も活発にし、病原菌などからの感染を防ぐ腸内環境を作ってくれるのです。

 

また、最近になって特に注目されているのが、がんの発生を抑制する働きです。腸内の悪玉菌が増えると、腸の免疫力が低下し、発がん物質に対する抵抗力も弱ってしまいます。しかし、善玉菌が乳酸や酢酸とともに作り出す酪酸(らくさん)には、がんの発生を抑える効果がある事が分かってきています。

整腸作用

ビフィズス菌などの善玉菌の代謝物である短鎖脂肪酸という物質が、大腸の粘膜を刺激し、腸が便を押し出す「ぜん動運動」を活発にしてくれます。この整腸作用により排便を促し、便秘や下痢を防いだりすることにより、腸内に消化物が留まって腐敗してしまわないようにしています。

コレステロールを抑える

人間の体に欠かせない脂質のひとつであるコレステロール。しかし、悪玉コレステロールが過剰に増えると、血管壁に蓄積して動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともあります。善玉菌の菌体には、コレステロールや、コレステロールから合成される胆汁酸と結合する性質があり、これらを便と一緒に排出してくれるため、余分なコレステロールが体内に蓄積されにくくなるのです。

ビタミンや酵素を産生する

善玉菌には、腸内でビタミンB群やビタミンK、パントテン酸、ナイアシン、ビオチン、ニコチン酸や葉酸など、美容や健康にとって重要な働きをする物質を作り出す働きもあります。これらのビタミンは破壊されやすいため、食べ物から毎日十分摂取するのは、なかなか難しいものです。腸内環境を整え、善玉菌の働きをよくする事で、ビタミン不足も防ぐことができるのです。