黒酢と一緒に摂るのにおすすめの食べ物について、具体的な調理法も含めて詳しく解説します。黒酢と相性のよい食材と組み合わせると、相乗効果を期待できます。黒酢料理の注意点や、黒酢の持つ効果についても解説します。

健康と美容のために毎日の生活に黒酢をプラスするのであれば、黒酢の良さを引き立たせる知識を身に着けておくと良いでしょう。黒酢と相性の良い食べ物と、効果的な調理法をご紹介します。
黒酢を使ったオススメの調理法
(1)骨付き肉や魚の煮込みに最適
骨付き肉や魚は、お酢で煮込むと身離れが良くなって食べやすくなります。
また、肉や魚の漬け込み汁に黒酢を使うことで、臭み取りなどにも利用できます。
味のアクセントになるだけでなく、黒酢の酸によって骨からリンやカルシウムなどが溶け出るので栄養価を高めることができるのです。
例えば次のような黒酢を使ったメニューはオススメです。
鶏手羽先の黒酢煮込み
手羽先を炒めた後、黒酢を加えて煮立たせます。その後に、水や調味料を入れて味を付けていきます。手羽先の骨に含まれるカルシウムが煮汁に溶け出し、カルシウムを効率よく摂取できます。
黒酢酢豚
最後にからめるあんに黒酢をたっぷり使いましょう。豚肉の脂っぽさも和らぎ、コクがありながら爽やかな味に仕上がります。
白身魚の黒酢照り焼き
照りを出すために最後に絡めるタレに、黒酢を使います。魚の臭みを抑え、かつ、黒酢のコクとまろやかさが淡白な味の白身魚の味わいを深めてくれます。
(2)黒酢と野菜で栄養たっぷり
黒酢には、野菜のビタミンBやCが破壊されるのを抑制する効果もあります。
生野菜の黒酢マリネ
マリネ液に黒酢を使用します。黒酢の柔らかな酸味が旬の野菜の美味しさをより一層引き立ててくれます。夏バテなどで食欲が落ちているときにもオススメの一品です。
れんこんのきんぴら
定番料理のきんぴらに黒酢を加えて、ちょっと目先の違う料理に変えてみましょう。醤油を入れる前のタイミングで黒酢を加えて煎り付けるようにして水分を飛ばしてください。お弁当のおかずにもオススメです。
ただし、カロチンを壊してしまうという黒酢の性質を覚えておきましょう。カロチンが多く含まれているニンジンの調理には、黒酢の使用は避けたほうが良いでしょう。
黒酢と相性バッチリ!オススメの食材
トマト
黒酢には、トマトに含まれている栄養成分の吸収を促す働きがあります。特にマリネやサラダでの組み合わせは、味の相性も抜群です。トマトジュースに黒酢を加えるのもオススメです。
こんぶ
こんぶと黒酢を一緒に摂ることで、食欲増進や消化促進の効果が期待できます。高血圧を抑制する作用も高められると言われています。
黒酢を調理に使用する際の注意点
黒酢を使った料理をする際には、銅器の使用は厳禁です。黒酢の酸が銅を溶かしてしまい、有害な成分が含まれて中毒を起こす場合があります。この点に気を付けて、黒酢を料理に上手く取り入れてみてください。